第10話 料理と錬金術
下位Iランクダンジョンの攻略を終え
いつもどうり、皆でご飯を食べていた。
「やはり、ダンジョン產の野菜は美味しいな、もちろん料理してる2人の腕もあるだろうが。」
「お肉が少ないのに美味しいカレーだよ」
シアもレイナも美味しいと言って食べてくれてる。
だがレイナお前そんなに肉食だったか?
「私は、ヒロさんのお手伝いをしてるだけです。ですがそのおかげで料理スキルをLv1ですが取得出来ました。」
スキルはLvが有るものと無いものが存在する
そして、最初の方は俺が1人で朝昼晩と
作っていたんだが、フランが手伝いたいと
言ってくれて、教えながら、やってもらった結果、料理のスキルを取得したのだった。
「スキルが取れるまでは、邪魔しか出来ませんでしたが、これからは邪魔にはならないと思います。」
フランはそう言っているが、話してるだけでも楽しいし。味見と称して、美女が作った料理を食べれる、これを辛いと言う男はきっと男じゃない。
「私も、ヒロと一緒に料理してみたいな」
シアがポツリと言った。シアのエプロン?
ご褒美ですね
「シアは私と一緒で、料理したら
別のものが出来ちゃう人種だろうから、
大人しく作って貰ったのを食べるの1番だと思うよ。」
レイナは絶望的に料理ができない
レイナのお母さんから料理禁止を言い渡されるぐらいだ。
シアはやってみないとわかんないよ?
王族出し今までやったことないと思うし。
あとエプロン姿がみたい。
「ヒロはシアのエプロン姿が
見たいだけでしょ、フラン実際どうなの」
俺の内心をあっさり見抜かれ、フランに
実際どうなのかと質問していた。
「ヒロさん、シア様は王族ですが
ダンジョンに潜った時、1人で出来ないと
大変なことになると、身の回りの事はご自身でやられます。国王もその意見には
賛成なので、この学園にお付きのメイドが
ついてきておらず、
護衛の私のみなのです。消耗品の補充
などもご自身でされるシア様が
料理を1度も手伝ったことも無い、
それが答えです。」
とても残酷な答えが返ってきた。
どうやらシアも絶望的に料理ができない
見たいだ
「それにせっかく、ヒロさんに2人きりで
料理を教えて貰ってるんですよ?
たとえシア様でも邪魔はさせません」
フランの笑顔がちょっと怖い
前々から思うがこの世界は俺への好感度が
上がりやすくなっているのだろうか
「私だって、自分が作ったものを食べてもらいたい」
シアがしょんぼりした顔で反論する。
「ヒロさんに死んで欲しくないのでダメです。」
フランが速攻で却下する。そこまで酷いの?
シアが既に半泣き状態になってる。
「今度、簡単なものを手伝って貰って
一緒に料理しよう、俺もしたいし、もちろんレイナも」
「「本当(か)!」」
2人ともすごい笑顔、レイナも実はやりた
かったらしい
「大丈夫なんですか?」
「例えば、予め使う食材や調味料は
こっちで、切ったり、計量しておいて、
それを鍋に入れて、炒めるだけで完成とか
それなら大丈夫じゃない?」
「うーんそれなら大丈夫かもしれません?」
取り敢えず1回やってみようということになった。
「で、料理の話は1回置いといて、明日からはどうする?今日と同じランクの
ダンジョンでもいいし皆Lv15にはなったから次のランクにも行けるし、休みってのも
ありだしな」
明日の予定の話を始める。
「休みって言うのはな、まだ2日簡単なダンジョンに潜っただけで凄い疲れが溜まってる訳でもないしな。どちらにせよダンジョン
には行きたいな」
「私もです」「私もー」
皆ダンジョンに行きたいみたいだ。
「そうだ、オークダンジョン行きたい」
昨日の説明で出てなかったからHランク
ダンジョンなんだろうが他のも聞いておきたいな。
「Hランクダンジョンってのはわかるんだが、1度他の場所も含め教えて貰っていい?
フラン」
「畏まりました。
まずは、レイナさんが行きたいと言っていた、オークダンジョン、名前どうり、
オークが沢山出てきます。
次が竹林ダンジョン。うさぎ系の魔物が
いたり竹、竹の子が採取出来ます。
最後が沼地ダンジョンで、胞子系の敵が出てきます。キノコをドロップしたり採取出来ます。」
「オークダンジョンでいいな」
「「「異議なし!」」」
全会一致でオークダンジョンになった。
その後明日に備えるため解散となった。
「よし、ちょっと錬金術するか」
というのも連戦したボスの素材を多めに
貰ったので神様と話していたステータスを
永続的にあげるアイテムを作ろうというわけである。
(ボスは1回で5ドロップして50匹分
貰ったから、全部で250個、10個使えば1つ作れそうだし、200個使って、20個作ろう)
やっぱり、火力を上げようということで
MP、STR、INTの3つを上げることにした。
あげる前のステータス
Lv15
HP 125
MP 205
STR 20
VIT 40
INT 40
DEX 250
AGI 40
LUK 25
ーーー力の秘薬ーーー
STRを10上昇させる
ーーー魔力の秘薬ーーー
MPを10上昇させる
ーーー知力の秘薬ーーー
INTを10上昇させる
案外簡単に出来てしまった。
秘薬使用後
Lv15
HP 125
MP 205→255(+50)
STR 20→100(+80)
VIT 40
INT 40→110(+70)
DEX 250
AGI 40
LUK 25
合計20個の秘薬を使い強化した結果だいぶ
戦闘系に近づいたんじゃないだろうか?
まあ3人に比べたら低いだろうが。
それに近いうちに、3人には秘薬について話すつもりだし。
そのあとはボスの周回で大量に消費する。
MPポーションを作ってから明日起きれるように、眠りにつくのだった。
読んでいただきありがとうございます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます