第6話 初心者ダンジョン後編

「で、どんなアイテムを貰ったの?」

ボスに1回も攻撃できなかったので、

ちょっと機嫌が悪そうだ、早めにこれの説明して、機嫌を治して貰おう

「まあ、この角笛なんだけどね、ボス部屋

で吹けば、ボスと再戦できる、何度でも」

「アイテムボックスは、まあ、他の2つに

比べたら普通のギフトかなって

思ってたのに、中に、とんでもないのが

入ってるじゃん」

レイナが呆れた顔をしながら

こちらも見ている。

「もうこれで、とんでも能力、道具は最後

なの?」

「最後だよ 、実際に角笛使ってみるよ、

今度は俺が手出ししないから」

「わかった」

返事を聞き、角笛を吹く、すると部屋の真ん中に光が集まって、オークが現れた。

「よーし、私もヒロにいいとこ見せちゃうよ、〈平行詠唱〉ファイアーボール10連」

レイナが詠唱すると魔法陣が10個出て来て

そこからファイアーボールが発射される

オークは何発かは避けたのだが、全部避けられるわけがなく、何発も命中しドロップに変わった。

「同時に魔法を発動させるとかもできるんだな」

「スキルを持ってればね、それより次倒そう次、今夜はオーク肉食べ放題パーティーだよ」

機嫌が治ったレイナに付き合うべく、

笛を吹き続けるのだった。

「レイナ、もうそろそろダンジョン出ないと、もう日がくれちゃうぞ、焼肉パーティーするんだろう。タレとか買わないといけないんだぞ。」

「そうだった、でも肉10個しか落ちてないんだよ!」

「いや、一個1kgあるんだぞその肉、10個もあれば十分だろう」

「それもそうか、じゃあ帰ろう」

何とかレイナを説得しダンジョンを出ることに成功する

ドロップは、魔石30、皮10、肉10

「良し、まずは事務棟でドロップ売って

料理クランで調味料買って帰るぞ」

ちなみにクランとは同じ目的を達成する

ために集まったパーティーより多いい集団のことを言う

そのため、料理の腕を磨くために集まった

集団のことを料理クランと呼ぶのだ

ちなみにドロップの売却額は合わせて、

2万Gになった、1人当たり1万Gだ

買い物をし、寮に帰ろうと歩いていると

「早めに見つかって良かったです。

シア様がお話をしたいと仰って、探していたのです。」

俺たちを探していた、フランに出くわしてしまった。

「しまったって顔してますけど。

パーティーの件、シア様は寧ろ

喜んでましたので問題ないですよ。

お二人共、貴族寮にはまだ行ってないですよね、丁度いいので案内もしますよ」

「わーありがとう 、正直二人で行くと絡まれそうでやだったんだよね」

どう返答しようか考えてるうちにレイナが返事をしてしまった。

「では行きましょう、それとお2人の寮は

貴族寮とは言っても王族と王族からの推薦

があった人しか入寮出来ないので

絡まれる心配は大丈夫ですよ」

「それと2人はダンジョンに潜ってたんですか?」

「そうだよー、オーク肉が取れたから

焼肉パーティーにしようって

話だったんだよフランも良かったらシアと

一緒に来る?」

「良いんですか?それならシア様も喜んでくれると思います。」

「えっと、お姫様が焼肉って大丈夫なんですか?」

いつの間にか決まってしまいそうだったので

確認をとる

「ダンジョンに潜るのですから、

そのぐらい問題ありません。」

「着きました、こちらが王族専用の寮です

ちなみにヒロさんは2階、レイナさんは3階になります。シア様は4階ワンフロア全体が専用になっているので、着替えが終わりましたら、4階にお越しください」

そう言って1度別れて自分の部屋に入り

シャワーを浴び、服を着替える

準備が終わり4階に行くと

「遅いよー」

もう既にレイナは来ていたようだ

結構急いで来たんだけどな。

「シア様がお待ちです。部屋に行きましょう。」

「シア様お2人がこられました。」

「開いてるから、入ってくれ」

中からシアの声が聞こえてくる

「お二人共どうぞお入りください」

「では遠慮なく、失礼しまーす」

レイナのメンタルは鋼鉄

出できてるのだろうか?

「まってたぞ、2人とも午後は災難だったな 、父上にも報告を入れたので 、安心してくれ、あのバカが2人の前に出てくることは

二度とないだろう」

王族の本気怖い、

「そんなことはどうでもいいんだ、

私たちはパーティーということでいいんだな?」

「殿下が、お許しいただけるなら、是非

パーティーを組んで頂けると」

シアの方を見ると、笑顔が怖い

「なあ、4人の時は身分は気にしないで

くれと言ったと思うのだが」

「勝手にパーティーっていちゃったんで

そこはしっかり反省しなきゃなーと」

「ヒロが言いたいことは分かった。だが

私はヒロと仲良くしたい。怒ってもない

もちろんレイナともだぞ」

「そうですねー今度一緒に、ヒロについて

お話しよーねー」

ここは従った方がいいか

「わかった、今度からこれで喋るけど、

文句は言わせないぞ、シア」

「ああ、それで問題ないぞヒロ

それと2人が居なくなったあとに私たちが

訓練場に着いてな、ヒロに絡んだバカに話しかけられてな、その時私がお願いして

パーティーを組んでもらったと大声で言ってしまったからな。後戻りはできないぞ」

あのバカ貴族に会っていたらしい。

タイミング悪かったみたいだ

「正直二人に会えると思って行ったのに

実際はバカしかいなかったからな

正直最悪の気分だった」

「嫌な奴の話なんかしてないで、早くお肉食べよう。パーティー結成記念だよ」

「その通りだな、せっかくの結成記念なんだ、楽しむべきだ。フランワイン持ってきてくれ」

「わかりました」

皆アルコールも入り夜遅くまで結成記念は続くのだった。


よんでいただきありがとうございます。

異世界では15歳から飲めます

皆合法です。




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