ウーバーイーツとの出会い

医師「それは、、」




「頭に少したんこぶができています!!」




ガクっ!!ベッドから倒れそうになるくらいズッコケるほどだった。




まあたしかに、軽く頭を触れてみると少し腫れてるのが感触でわかった。


もしかしたら倒れた時に近くにあったコンテナにぶつかったのかも。。




薫子「先生!ちょっと驚かさないで下さいよ。大事かと思って心臓破裂しそうだったではないですか!!」




医師「すみませんね!若い子を驚かすの楽しいんだよ〜まあ、ともかく軽い怪我で済んで良かったですね。明日退院して大丈夫ですよ」




なんていじわるなお茶目な医師なんだか。。


側にいた看護師も呆れ笑いして


またか、、みたいな表情をしていた。




私はとりあえずホッとして明日、朝を迎えるまで安静にしていた。




--翌日--




朝8時に目が覚めた。。小鳥の鳴き声


外を眺めるとキラキラ光るような眩しい日差しが私に差して明るく光ったような。。そんな気持ち良い朝だった。




ガラッと扉が開いた。医師がやってきた。




医師「さあ、薫子さん!退院しましょう!お大事にね!また入院したらドッキリさせてよ?(笑)」




薫子「ええー、、重たいドッキリは勘弁して下さいよー(笑)」




医師も私もゲラゲラ笑っていた。






ブーンと一瞬バイクの音が通りすがった。


再び外を眺めると、四角いバックを抱えた人が


街中を走っている。




私は目を擦り、バックに印字されてる文字を見た。




「うー?UberEats??」


「なんだあれ?、、」




「先生!あのバック背負って走ってる人何者?」





医師「ああ、あれね。ウーバーイーツっていうデリバリーで料理を配達してくれる人だよ。




僕も昼食でたまに頼んでるんだけど一回頼むと便利だよねー!」




医師が遠くに居た他の患者を担当していた看護師に話した。




医師「ね?便利ですよね!」




看護師「そうそう!本当便利ですよ!本当ウーバーイーツが出来て助かりますね。最近、夜勤が多くてしっかり食事取れてないし、予約注文できるから休憩合間に届けてもらってるの!」




薫子「そ、そうなんですか。。」 


てか、病院などに届けてもらえるんだ。。多忙な人を影でサポートする。それがウーバーイーツなんだ。。




私はウーバーイーツという配達の仕事に目を輝かせながら興味津々だった。




ようやく退院し、歩いて帰りながら配達員を通りすがるのを目撃しながらウーバーイーツの事を考え始めた。




(工場は倉庫に閉じ込められていながら作業してるが、ウーバーイーツの配達員は色々な景色を見ながら色々な事に触れ合いながら風を浴びながら仕事をしている。なんて素晴らしい!!)




"これが私のウーバーイーツとの初めての出会いであった"

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女性ウーバー配達員と女警察官の熱い絆 薫子 @kaori10goway

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