最愛なる小説家への恋文 -R_e: Last_ Love Letter-

人物紹介（第4部前半）

・織崎（おりさき） 紬実（つむみ）/ 紡（つむぎ）

　主人公。奥萩（おうしゅう）大学薬学部一年生、NPO法人ミライステップの学生ボランティア。

　ずっと恋心を寄せていた和枝/希和の急逝を経て、彼の家族や部活仲間と交流を重ねてきた。希和からは創作物の権利を全面的に託されている。

・飯田（いいだ） 希和（まれかず） / 和枝（かずえ）

　紡を救った小説の作者。昨年度まで雪坂（ゆきさか）高校に在籍、元合唱部バス。

　大学進学直後、事故で命を落とす。自分の急死に備え、一部の知人に遺言を残していた。合唱部時代に参加していたHumaNoiseでオリジナル曲の詞を手がける約束をしており、そのアイデアを紡に託している。

・柊（ひいらぎ） 詩葉（うたは）

　元合唱部ソプラノ。

　希和の片想い相手。レズビアンであるため彼の告白は断ったが、その後も交友を続けていた。同性愛を応援してくれた希和に報いるためにも、性的少数者に関わる学問を志し、革聖女子大学を目指して浪人中。

・北城（ほくじょう） 正美（まさみ）

　革聖女子大学の教員。性的少数者やジェンダー問題に関わる活動を行っており、詩葉は師と仰いでいる。紡や希和がSOGIについて学んだ本の編者。

○紡の関係者

・木坂（きのさか） 灯恵（ともえ）

　奥萩大学法学部二年生。紡の参加した学習支援NPO「ミライステップ」のメンバー。

・野草（のぐさ）花織（かおり）

　奥萩大学法学部二年生。灯恵の恋人。ウェブ小説を投稿しており、高く評価されている。

・榎澤（えのさわ） 咲貴（さき）

　　紡の高校時代からの親友。彼女が高校を去った後も交友を続けている。

・中川（なかがわ） 香子（こうこ）

　　紡が高校生の頃にアルバイトしていた喫茶店の店主。

　○飯田家

・飯田（いいだ） 孝子（たかこ）

　希和の母。

・飯田 望美（のぞみ）

　希和の姉。

・飯田 昌一（しょういち）

　希和の父。

○雪坂高校合唱部の関係者

・月野（つきの） 陽向（ひなた）

　合唱部ソプラノ、希和の後輩。詩葉の恋人であり、希和と詩葉の関係を以前から知っていた。希和から遺言を託され、紡に連絡を取る。

・朝井（あさい） 春菜（はるな）

　元合唱部アルト、希和の同期。地元の信野大に進学。