(4)ミーア
ミーア・ウィナス(大陸暦623年現在)
【種族】
人間
【性別】
女
【容貌】
抜けるような白い肌の柔らかそうな顔立ち
【目】
栗色の瞳。目尻が下がっている
【髪】
柔らかそうな栗色の髪
【声】
吹き抜ける風のような爽やかさをもった声
【地位】
ラウシヴ神殿ヴィナバード総主教(風神ラウシヴの聖職者の中で世界最高位)
【技能】
『神の子』の祝福による怪力。四頭立て馬車を片手で持ち上げる。能力のコントロールは、現在訓練中。
【趣向】
年相応の少女趣味な面もあるが、自分の地位に相応しい雰囲気を出さねばならないと意識しており、衆目に見せることはない。そのわりに、自由を司る風神ラウシヴの聖職者である事をいいことに、オープンな恋愛を宣言しており、恋人であるレイスリッドとところ構わずイチャついている。
食に関しては幼さが残る。甘い焼き菓子を好み、辛いものが苦手。
【人物像】
東エトラルカ大陸の東部に位置するリグレフ王国にて生を受ける。父は前ヴィナバード総主教のユーク・ウィナス。
常人を遥かに超えた能力を持つ『神の子』と呼ばれる能力者。彼女の場合、大型の巨人族に匹敵する筋力を授かっている。
大陸暦622年、高等神学校の在学中に父親が亡くなっている。父子共に縁故による昇格をよしとせず、卒業後に『補祭』として聖職者になるはずだったミーアだったが、『神の子』の力を授かった為に『総主教』として祭り上げられることとなってしまった。
現在は、父親のような立派な総主教になろうと頑張っており、若輩のリーダーの元で乱れがちな神殿をまとめるべく、落ち着いた総主教像を演じている。が、実は余り効果が上がっておらず、寧ろ、総主教たらんと頑張る姿や、明るく楽天的で周囲をポジティブにさせる性格が、聖職者達の結束を促している。
【ミーアに関わる人々】
◯ミッチ
リグレジーク府主教。ミーアが幼少期に師事した人物である。リグレフ王が総主教の近親者を人質として差し出すよう要求してきた時、自ら近親者に準ずる人物として名乗りを上げ、死地に赴いた。
◯エルボン
ヴィナバード府主教。前総主教ユーク亡き後、ミーアを一人前の総主教にすべく扶助する。ミーアがたまに見せる器の大きさに、密かに期待を寄せている。
◯レイスリッド
ラウシヴ聖騎士団軍事顧問。好戦的で、大神殿内では老人を中心に煙たがる者も居るが、大兵力を擁する王軍からヴィナバードを守り続けることができたのは、彼の戦略・戦術と魔術師としての強大な力によるところが大きい。
◯エリュティア
ラウシヴ大神殿所属の聖職者。神品は首司祭。父親がヴィナバードの評議員という良家の令嬢であるが、コネで成り上がったわけではなく、神品に相応しい実力は備えている。ミーアの相談役として彼女の側に控えていることが多い。勢いで動きがちな若い聖職者たちを諌める役割を担っていることが多い。
◯ツェルスニー
ラウシヴ大神殿所属の聖職者。神品は長司祭。保守的な考えを持っており、ともすれば奔放になりがちな大神殿の意思決定に歯止めをかける役割を期待されて、ミーアの相談役の一人に抜擢された。妖精難民の受け入れ先を、偶然とはいえ明らかにしてしまったロベルクを苦々しく思っている。
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