第五十八話 新た武器を作成してもらった
祝福の雨が降り続ける不思議な国ウィールの宿屋でニーナに武器を作ってもらう事にした。
「どんなアイテムを持っている?」
「ちょっと待ってくれ確認する」
俺はステータス画面を開きアイテムボックスの中身を確認する。
アイテムボックス内部【ハイポーション×99、スキルポーション×99、毒消し×99、水と食料×79、テント×99、赤い鱗、ダークドラゴンの牙、ブルーエンドの鱗、翼、牙、内臓器官、青炎袋、ブラックスライムの涙、髑髏の塊×2、銀の騎士の欠片、ケルベロスの爪、毛皮、ライトドラゴンの牙、鱗】
俺は素材をアイテムボックスから出して見せる。
「ほう中々いいアイテムが揃っているじゃないか」
「これで何か作れるか?」
「ブルーエンドの素材で剣か防具が作れるな。髑髏の剣士の武器も作れるな。それ以外は素材が足りていない」
「そうか。ブルーエンドの武器は強いのか?」
「作ってみなくては攻撃力は分からん。私はあくまで鍛冶師だ」
「そうかじゃあ作ってくれ」
「オッケーだ」
俺はブルーエンドドラゴンの素材全てをニーナに渡す。
ニーナは早速固有スキル【鍛冶師】で武器を作っていく。
そしてあっと言う間に完成させてしまう。
「出来たぞ。これがブルーエンドドラゴンから作られた剣だ」
おおっ凄い青い輝きだ。
ピカピカな青色で光が反射している。
凄く綺麗な剣だ。
「名前は?」
「ブルーエンドソードだな」
「そのまんまの名前だな」
「知るか。私が命名した訳ではない」
俺は早速ブルーエンドソードを装備してみる。
武器【ブルーエンドソード】
武器攻撃力:2000
武器効果:剣からレーザーを放出することが可能。レーザーダメージは自身の元々の攻撃力の80%の威力。一度の戦闘で撃てる回数は3回。
まあまあ強いぞ。
聖剣エリデリートには個人的に劣るが魔剣アーレードよりは普通に強い。
魔剣アーレードの攻撃力が1200だから+800か。
武器効果も普通に強いな。レーザーダメージは80%だから1600ダメージ与えられる訳だ。しかも3回。命中率∞の俺が使えば1600×3の4800が確定ダメージか。
元々なのでスキルやアクセリー効果が反映しないのは残念だが申し分ない武器だ。
「これからも素材を集め次第どんどん作ってくれ」
「任せておけ。それが私の役割だ」
「ありがとう。ニーナが仲間になってくれて嬉しいよ」
「こっちこそラファから鑑定結果を聞いて驚いたぞ。まさかバグ化なんて方法が存在するとはな」
「ははっ。まあ俺の固有スキルが特殊すぎてな」
「だがどんな理由であれ最強になれる可能性があるのはレインしかいない」
俺はエターナルを攻略しなければならない。
絶対全てをいつかバグ化させてやる。
「このクエストにするか?」
「これですか?」
「ああ。ハンターランク2000だろこれ。3000が見当たらないし」
「もう少し探しませんか? 二階もあるようですし」
「そうだな。探すか」
俺達は冒険者ギルドの二階のクエストボードを隅々まで見る。
そして一つのクエストを見つけた。
「あった。ハンターランク3000のクエストだ」
「ダークドラゴン討伐ですね」
「ライトドラゴンと同等なら勝てそうですが」
俺達がそのクエストについて話していると、横から声を変えてきた魔導士が居た。
「止めておきな。それは並の冒険者じゃ歯が立たねえ。ハンターランク1000は凄いが、いきなり3000は無謀だ。かなりの冒険者がそれに挑んで死んでいる」
やせ細った生気のない魔導士が忠告する。
「それに噂だとダークネスドラゴンも現れたとか。兎に角命が欲しければ止める事だな」
そう言って一階へと降りていく魔導士。
「そう言われるとワクワクするよな」
「そうですねワクワクします」
「ワクワクだな。ダークネスドラゴンなんて本でしか見たことないぞ」
「鍛冶師としても興味がある」
「じゃあ決まりだな」
俺達はハンターランク3000のクエストを受注した。
それを見た魔導士達がざわつく。
「マジかよあいつら。無謀すぎるだろ」
「命あっての物種なのに馬鹿みたいだな」
「若いから命の価値を知らねえんだよ。まあ死んで初めて実感するさ」
周囲から色々言われるが俺達は気にしない。
絶対クリアしてやる。
何せこっちは猶予は1年しかないんだ。
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ハンター名 レイン
ハンターランク1000
パーティーランク50
パーティー名【アルス・マグナ】
パーティーメンバー レイン アイリス ラファ、ネフィー、ニーナ
ハンター番号000000000000000
討伐モンスター、ゴブリン、ブラックオーガ、ミニレッドドラゴン、ブルーエンドドラゴン、グリーンスライム、ポイズンオーガ、グレムリン、ブラックスライム、髑髏剣士、ケルベロス、銀の騎士、ディーレッド、ライトドラゴン
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妖精もパーティーメンバーに加えることが可能なのを今知った。
目的地は闇の洞窟。
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