第四十九話 VSライトドラゴンその2

 俺はバグ化して新たなスキルを獲得した。

 早速使用する。


 「スキル雷閃発動」


 スキル【雷閃】

 効果:相手の元々の防御力の80%を削りその削った分を自身の攻撃力に加える。


 かなり強い。これでライトドラゴンの防御力を削る。

 更に俺は手を緩めず全力で行く。


 「スキル煉獄発動」


 スキル【煉獄】

 効果:自身の攻撃力を1000+し合計値を二倍する。


 これでライトドラゴンの防御力は8000から6400削り1600だ。そして更に月下の指輪の効果により1000ダウン。つまり600だ。

 対して俺の攻撃力は2600にライトドラゴンの防御力80%分を付与。よって9000だ。更にスキル煉獄の効果により1000プラスされ二倍される。

 合計20000だ。


 「終わりだああああああああああああああああああああっ!」


 俺は全力で叫び魔剣アーレードで攻撃する。

 命中率∞により絶対に外さない。


 ギュルグワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!


 ライトドラゴンは悲鳴を上げる。

 そして討伐に成功した。


 「や、やったあああああああああああああっ!」

 「レインやりましたね」

 

 俺に抱き着くアイリス。

 大きくて形のいい柔らかい胸が俺の顔を埋める。

 

 「く、苦しいアイリス」

 「す、すみません。つい嬉しくて」

 「いや大丈夫だ。遂にスリベルグ国の地下ダンジョン攻略したな」

 「はい。もう嬉しすぎてやばいです。おまけに経験値も凄い入りました」

 「おおっ。それは良かった」


 どうやら大量の経験値をアイリスとラファは獲得したらしい。

 レベルも相当上がったようだ。


 「難しい戦いだったな」

 「だな。正直勝てるか心配だったが、何とかなった」

 「バグ化のお陰だな」

 「ああ。スキル雷閃凄く強い」

 「いい効果だな」


 ラファは鑑定してるから俺のスキル雷閃の効果を知っている。

 

 「これは」


 ライトドラゴンを倒したことでアイテムをドロップする。

 ライトドラゴンの牙と鱗を手に入れた。

 何かに使えるかもしれない拾っておこう。


 「奥に何かあるぞ?」

 「何ですかね」

 「行ってみるか」


 俺達はライトドラゴンを倒した後、その奥の部屋へと行った。

 そしてそこには新たな武器が存在した。


 「剣だな」

 「そう言えば文字で書かれてましたね」

 「忘れてた」

 「私もです」

 

 二人して苦笑いする。

 戦いに集中しすぎて忘れていた。


 「この剣は一体!?」


 俺達は謎の剣に出会った。

 魔剣アーレードを遥かに凌ぐ武器に。


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