第四十七話 新たなアクセサリー
最終層に潜ると、大きな扉が二つあった。
所謂分かれ道である。
「どうする?」
「その前に水をくれ。食料もだ」
「あ、ああ」
俺はラファに水と食料を渡す。
美味しそうにモグモグと可愛らしく食べている。
「アイリスはいるか?」
「いえ私は大丈夫です」
「じゃあ少し休憩したら選ぶか」
どちらの扉に行けばいいのか?
一つは罠の可能性も高いよな。
さてどうするか。
「ラファ鑑定できるか?」
「無理だ。部屋が広すぎて今のレベルでは出来ない」
「そうか。なら一か所ずつ入るか」
「それがベストだな」
ラファがモグモグとしっとりした甘いチョコ味のクッキーを貪りながらそう言う。
そしてラファが食べ終わったので休憩を終わりにして俺達はAと書かれた文字の扉を開く。
「先ずはこっちからだ」
俺達が中に入ると、一匹のモンスターが居た。
「あれは何だ!?」
また見たことのないモンスターだ。
綺麗な黄色い体毛に覆われて四本足で立つ獣型モンスター。
耳が鋭く尖っていて、牙も鋭く剥き出しになっている。
「あれはディーレッドと呼ばれるモンスターだ。本で読んだことがある」
「ディーレッド?」
「この世界に咲く花の名前だ。その花のように美しい事からその名が授けられた」
「へえー」
美しいね。まあ確かに神秘的な何かを感じる。
問題は果たして強いのかだ。
「鑑定結果は?」
「HP8000。攻撃力6000。防御力2000だ。その代わり俊敏さが20000だ」
「動きが速いのか」
「そうだ。だがレインなら命中率は無限だ勝てる」
「ああ。任せろ」
俺は魔剣アーレードで攻撃を仕掛けようとする。
だが相手の方が速く動いて来た。
「何!?」
俺はギリギリで回避する。
こいつ厄介だな。
「アイリス、ラファ下がってろ。こいつ厄介だ」
「は、はい。ラファ防御に徹しましょう」
「そうだな」
再び攻撃を仕掛けてくるディーレッド。
無駄だ。俊敏さは∞だ。
絶対に攻撃が当たることはない。
「今度は俺の番だ。スキル煉獄発動」
俺は魔剣アーレードでディーレッドに攻撃を仕掛ける。
そして一撃を与えることに成功した。
勿論命中率∞なので絶対当たるのだが。
「後一撃」
スキル煉獄を発動したことで攻撃力は7200。
降下の指輪で相手の防御力200ダウン。
よって相手の残りHPは2600だ。
ガルルルッルルルッルルッル!
凄い威圧感で威嚇をしてくる。
俺は怯まない。
「終わりだディーレッド。スキル煉獄発動」
俺はもう一度スキル煉獄を発動する。
そしてディーレッドに魔剣アーレードの武器効果の漆黒の斬撃を命中させる。
俺は無事にディーレッドを討伐した。
「ふぅー。だんだん強くなってるな相手も」
「何か宝箱があるぞ」
「ラファ鑑定頼む」
ラファに鑑定してもらうと、宝箱の中に入っていたのはあるアクセサリーだった。
「このアクセサリーは!?」
アクセサリー【月下の指輪】
アクセサリー効果:相手の防御力1000ダウン。
うおおおおおおおおおおお。
降下の指輪の上位互換だ。これはありがたい。
「降下の指輪どっちが貰う?」
「どうしますかラファ?」
「じゃんけんだ」
「分かりました」
アイリスとラファがじゃんけんをする。
勝ったのはアイリス。
「では私が頂きますね」
「くそう。負けた。欲しかったのに」
「これも真剣勝負ですから」
アイリスはどや顔で言う。
俺はそれを見て笑って見せた。
さあBの扉へ行こう。
「ステータスオープン」
ステータス
名前【レイン】
年齢【15歳】
寿命【∞】
レベル【1】
HP【1100】
MP【50】
攻撃力【2600】
防御力【2500】
命中率【∞】
俊敏【∞】
魔力【10】
幸運【1】
SP【∞】
スキル【強化】【神速】【煉獄】
固有スキル【経験値0】
装備
武器【魔剣アーレード】
武器耐久値【∞】
武器効果:漆黒の斬撃を飛ばせる。
防具:【竜の盾アーグメント】
防具効果:相手の攻撃を2度弾き返す。(相手の攻撃力が高い場合でも可能)
防具耐久値【∞】
防具効果:相手の魔力を一度の戦闘で10吸収できる。
アクセサリー【アルデリアの指輪】
アクセサリー効果:自身の攻撃力を1400アップ。そして相手の攻撃力を1500ダウン。
アクセサリー2【月下の指輪】
アクセサリー効果:相手の防御力1000ダウン。
アクセサリー3【増幅のネックレス】
アクセサリー効果:HPを1000上昇させる。
アクセサリー4【魔防の指輪】
アクセサリー効果:自身の防御力700アップ。
アイテム【アイテムボックス】
アイテムボックス内部【ハイポーション×99、スキルポーション×99、毒消し×99、水と食料×79、テント×99、赤い鱗、ダークドラゴンの牙、ブルーエンドの鱗、翼、牙、内臓器官、青炎袋、ブラックスライムの涙、髑髏の塊×2、銀の騎士の欠片、ケルベロスの爪、毛皮】
お金【∞ガルド】
※作者からの読者様へのお願い
もし少しでも面白いと思っていただけるなら、どうか星とフォローを宜しくお願いします。☆☆☆を★★★にしてくれると嬉しいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます