16話:蜥蜴族の集落は戦闘教?

「蜥蜴族の集落の門近くまで来たけどどうする?」

「そうですね自分から話かけますね」

「マジで有り難う」

「いえいえスキルの事もありますので」


じゃあ他力本願時の生まれな自分はこのまま全て颯馬くんに任せて出来るだけ喋らないようにしようかね


「貴様ら何者だ!ここは蜥蜴族の集落だと分かってきてるのか」

「ええ自分は魔人の颯馬と申します。こちらは食屍鬼の春です」

「どうも春と申します」

「今回第一の町を攻めようと思いましたので手伝って貰えないかと思い来ました」

「ほうそれはわが集落の信教を知ってのことなのだな」

「はぃ?そっそうですね。あなたの集落の信教を知ってのことです」

「よかろう入りなさい今わが集落のトンヌゥを呼んでくる」


「え?蜥蜴族の集落って颯馬くん知ってたの?」

「いえ知らなかったんですけど、信教ってどんな宗教なのって思った瞬間に目の前にテロップが出てきてくれたんで分かったんですよ」

「どんな宗教か教えてくれん」

「戦闘教です」

「戦闘狂って宗教じゃないじゃん」

「戦闘狂じゃなくて戦闘教です」

「だから何が違うの?」

「まぁ貴方が思ってっるので良いと思いますよ。簡単に言うと何ごとも闘って勝った方が決定権があるって言う宗教です」

「つまり、戦闘狂の宗教が戦闘教ってことで良いの?」

「混乱するけどそうですね」


戦闘狂の宗教が戦闘教で信者は全部戦闘狂で戦闘教の教えをしっかり守ってる。うん頭痛くなってきた


「ですので、今から来るであろう集落の長であるトンヌゥって呼ばれる人と闘って勝ってください。そしたら蜥蜴族は春さんを長として一緒に戦うようになりますから」

「了解、頑張ってくるね」

「お願いしますよ」


【颯馬視点】

どうも皆様詐欺師の颯馬です。そうまですからね?変な読み方しねいでくださいね。今回実は春さんに説明する時に蜥蜴族の信教してる宗教についての説明を少し隠しました。実際に自分のところに来たのはこれです。


__________________

戦闘教

戦闘を愛し戦闘を崇拝する宗教であり,

戦いで勝った者が長となる。

いかなる時でも長となった者は戦闘に

了承し闘わなければいけない。

__________________


そう春さんが長になると言うことは四六時中いつ如何なる時でも襲って良いですよと言ってることと同義。くふふふふふデザートワームの御礼ですよしっかりと味わってくださいね


まぁ嘘は言ってないですし、しっかり質問しなかった奴が悪いと言うことで何も悪くないでしょう。



【春視点】

いやぁ颯馬くんは頼りになるなぁ。あれ?待てよ長って闘って決まるってことは俺狙う人が出る度に闘わないといけなくなるのでは?


「颯馬くんもしかして長になったら、いつでもどこでも戦わないといけないとかってあったりする?」

「チッ感が鋭いですねそうですよ。まぁもうすぐそこまで来てるんでドンマイ」

「なっマジかもっと早くに気づいていれば」


前言撤回颯馬くんは悪魔だ‼︎




「オメェが俺と闘うってやろうか良いじゃねぇか、こっちのルールである相手を戦闘不能にしたらその人の勝利ってルールで良いよな?」

「いいよ、単純でわかりやすい」

「じゃあ審判はウチから出させてもらうぜ」


「第30852回トンヌゥリー・カルーの長獲得対決を始めます。両者準備して開始‼︎」


蜥蜴族の長は体がデカく皮膚はアメジストのように綺麗な紫色をしていて、手には大きな槍を二つまるで双剣のように持っている


そして間合いを図るかのように前後にステップをしてる



ヤベェな勝てるかな?今まで戦ってきたような対人の仕方を知らない人とは違って完全に対人を知ってる人との対戦だからいつもみたいに技かけては終わりとはならないだろうし、どうしようか。


卯月流波状槌からの袈裟斬りそして燕返し


チッ全部防がれた、スピードは悪くないと思うんだがステータスの差かな足りない


「次は俺の番だ、弍槍交連突」


よっほっうわっやべひぃぃあぶねえなんとか凌ぎ切ったぜ死ぬかと思った


卯月流破終が一つ紫砂 をやれたら楽なんだけど自家製の破毒が無いからただ砂飛ばすだけ、そして卯月流抜刀術蜃楼


「目を潰したって無駄だぜ気配を呼んで…なんだと…どう言うことだ気配が四つもある…だと」


切り捨てごめん



やって見たかったこと出来て嬉しいぞぃ。この蜃楼は目が見えない人にしか効かなくて、その上大抵の人は気配とか感じられないから普通に斬った方が早い雑魚技だって言われてる技なんだけど。こういう気配を呼んでくる相手には有効だったみたいだ


じゃあ今回使った技の説明をしていくとするか

卯月流波状槌は本来ハンマーや戦棍とかで使う技で今回は剣の鞘でやったんだけど相手に殴ると見せかけて波を送る技で本来は脳震盪を起こすくらいの強さがあるんだけど…防がれちゃって全然効かなかった

次に卯月流抜刀術蜃楼は殺気を周囲に馴染ませてやる事で相手に剣が在るかのような錯覚を引き起こすことができるって技なんだけど。

殺気を周囲に馴染ませるって言ったことから分かると思うけど相手にバレやすいってことと、使える敵が限られるってことから結構不人気な技なんだよね。

破終はまた今度使った時とかに教えるから今回は説明しないよ。

_____________________

今回長くなってしまった_ト ̄|○

閑話書くのは計画的にですね(*^^*)


♡と☆よろしくお願いします

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