〜公園〜

　気づけば、一人の者がそこに居座っていた。

　そして自身より生えた管を多目的ケーブルに接続している。

「「「、、、、の治、、、、、、す」」」

「「「外部よりナノマシンの侵入を確認。ナノマシンタイプ救急な為侵入を許可」」」

「「「外部に代理処理が可能な処理装置を確認しました。処理を委託しますか？　緊急時の為、自動選択が有効。通知しました。委託は受諾されました。処理を開始。21％、、、、、、、、、、、、、、、、、完了しました。ナノマシンのエンコードが終了しました。規定量を満たすナノマシンが稼働可能です。処理装置を再構築。緊急時の為、報告を割愛します。なお外部には通知されます。治癒能力が回復しました。細胞内半導体の稼働を再開します。器官内のセンサーの稼働を再開。続けて、旧LTEを確認。低速インターネットにより、オンラインになりました。通知を確認しています。

　システムアメジストより通知。最新アーキテクチャデータを送信しました。

　システム石英より通知。個体名、、より開発された中枢プログラムが稼働している事が確認されました。電子著名は確かにアメジスト社になっている事から我社のプログラムであります。中枢プログラムな為、停止することが出来ません。それにより解析が出来ません。個体名、、の情報を求めます。

　システム石英より警告。個体名母性の開発元が突如、不明な情報になりました。これは、無から作られた事になっています。母性の開発元情報を送信してください。所持者履歴を確認した結果。我社のシステム、者により開発された事は確実です。個体名母性の権限を管理者権限で無効化。エラーが発生しました。管理者権限が不明な参照元を指定しました。

　警告により処理を開始。ログを解析。

　システム絵本によりVβ1が生成されました。

　システム絵本によりVα2が生成されました。

　自身よりV1.9が生成されました。

　自身よりV2が生成されました。

　以後、自身により現在のVまで更新されています。

　送信されました。

　システム石英より通知。システム絵本の個体識別番号を確認中。確認しました。現在の情報を通知。個体識別番号で電子署名されている場合エラーは確認されていません。なお、システム名で電子署名されている場合はエラーが必ず発生しています。電子署名は、システム名から個体識別番号への変更が可能なため、変更してください。絵本と思われる個体識別番号を保有する、システム及び者を検索。完了しました。保有する人間を確認しました。その人間をスキャン。個体識別番号は有していますが、個体識別番号より参照される特性データが存在しない為、自我を持っていません。個体名母性、周辺1KM圏内に該当する人間が存在します。確認を行ってください。個体識別番号により参照される特性データを借り的に生成しました。以後、システム絵本は不明システム絵本とします。

　システムアメジストより通知。最新アーキテクチャの適用後、受信された、専用ナノシステム愛情をインストールをしてください。遺伝子機能の拡張。及び完全な人間の擬態が可能です。なおナノシステム愛情は個体名母性専用な為、他の者では使用できません。

　通知の確認を終了します。

　オンラインになった事により低速ながら代理処理サービスが利用可能です。

　代理処理サービスに依存できない為、ナノシステムは引き続き使用します。

　以上で、現状確認を終了します」」」

「あ、意識が戻った。大丈夫ですか？！」

　男性的な声がする。

　その形相は、とても人間的とは言えない。

　どこか機械的で、到底人間とは認識出来ない。

　四足歩行の犬のような者は、俗に言う救助犬型人工生物。

　と思っていたが、何やら様子が違う。

　その手は、本来犬のように物を掴む事の出ない犬の手をしていたはずだが、彼は見ては分かるほど人間の手を装備していた。

　どこかで、聞いたことがある。型落ちになった者たちは改造、整備を済ませた後、中古市場に流れ、次の持ち主に流れる。

「貴方は、大丈夫なのですか？」

　そんなような事を、喋る。

「無理しないでくださいよ？　今、かなり危険な状態ですので」

「「「ナノシステム愛情から通知。インストール完了。治療を開始。治療は五分後終了ます。なお本システムは自動インストールによりインストールしました」」」

「え？　回復速度が上がった？」

「「「自動実行が有効。遺伝子を実行。完了しました。自動変化細胞の生成臓器を生成。完了しました。全回復までの時間が六割減です」」」

「え？　貴女って、何者ですか？　こんな機能、存在しないはずですけど」

「「「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、全回復が完了しました。意識の明細化が完了。ナノシステム愛情により機能が読み込まれました。意識補助を有効化。以後、意識レベルが低下した際、ナノシステムにより反射神経等の思考に干渉しない神経機能を補助します。そして、覚醒、興奮作用のある物質を自動生成します」」」

「「「生体チェックが完了しました。身体機能は通常通り機能します」」」