幻術士第二部第十三章

 今日もお見合いだ。今回の相手はギムル侯爵の孫娘、二歳年上のエデリシャさん。ギムル侯爵は西の国境を守る重鎮で、陸の交易路の守護者だ。バラダソールは西の隣国ユースベクとは微妙な関係にある。バラダソール商人はユースベクの国内を通らないと西方諸国に交易品を送ることができない。だけどユースベクはすぐ隣にある裕福なバラダソールを苦々しい思いで見ているらしい。歴史上何度もバラダソール征服を企てたし、街道の野盗はバラダソール商人を襲った場合に限って罪に問われないという噂もある。バラダソール商人にだけ重い税をかけるなんて嫌がらせも度々行われているみたいだ。そんな厄介な隣人を、ギムル侯爵家は長年に渡って武力をちらつかせることで黙らせてきた。なので王家もギムル侯爵に色々な特権を与えてる。そんなわけで、ルソルさんの希望としては、ギムル侯爵の孫娘とはぜひ結婚してほしいらしい。最初の四人の妻の一人にした方がいいだろう。

ただ、ひとつ気になる噂がある。エデリシャさんは浪費癖があると宮殿の侍女たちは話していた。貴金属や宝石のアクセサリーを山ほど集めていて、その総額は国家予算級らしい。ついたあだ名が絢爛姫けんらんひめ。そんな人と結婚して養えるんだろうか。


 ギムル侯爵の紋章の入った馬車が迎えに来た。乗り込んで気付いたことがある。

「リラ、なんかいい匂いしない?」

「はい。……お香が焚いてあるんでしょうか。すごくいい香りですね」

宮殿内にもあちこちでお香が焚かれてる。高いものでは香木ひとかけらで一般庶民の一ヶ月分の生活費になるようなものまであるらしい。ルソルさんが贅沢を嫌うから俺たちの部屋に焚かれるお香はあんまり高いものじゃない。それでも毎日色々な香りを嗅いでるとわかってくる事もある。この香りは結構な値の張るものに違いない。そもそも馬車にわざわざお香を焚くのは貴族の感覚でもちょっと贅沢だ。俺をもてなすためにやってるんだろう。絢爛姫の噂と併せて考えると……俺は試されてるのかもしれない。

屋敷の門構えは他の貴族のものとそう違わない。建物も高級な石材を使っていそうだけどシンプルだ。出迎えてくれたギムル侯爵も貴族基準で言えば控えめな格好をしていた。

「ようこそ我が屋敷へ。二等魔術官殿。いや、もうセトー伯爵とお呼びした方がいいかな?」

「お招きありがとうございます。爵位をいただくのは来月末だとうかがっています。まだ、閣下にお気を使っていただける立場ではございません」

ギムル侯爵は好好爺といった雰囲気で微笑んだ。

「謙虚な御仁だという噂は本当のようだな。さて、あの困った娘を御せるか楽しみだな」

人当たりの良さそうな笑顔が、一転してニヤリと底知れないものに変化する。海千山千という言葉が頭に浮かんだ。ああ、他の貴族と違って、ギムル侯爵は俺との縁談を本気で進める気じゃないみたいだ。俺が本当に今後バラダソールの重要人物になるかどうか、見極めようとしてるんだ。

「エデリシャさんは審美眼に優れた方だと伺っています」

侯爵は愉快そうに目を細めた。

「まぁ、本人と話してみるがいい。息子は領地の方へ行っている。私は同席するのは控えておこう。中庭で待っているがいい」

俺が一礼すると侯爵は屋敷の奥へと去っていった。さて、なかなか大変なお見合いになりそうだ。


 中庭に用意された絨毯やクッションは宮殿に慣れた俺にとっても明らかに高級品だった。雨の滅多に降らないバラダソールとはいえ、屋外に置くものに絹と金刺繍はあまり使わない。それが、ここにあるものはクッションひとつとってもとんでもなく高価に見える。……侯爵は俺に何を求めて、どういう点を試そうとしてるんだろう。ちらっとリラを見ると緊張した顔をしている。

座って待っていると、シャラシャラと金属音が聞こえてきた。音のする方を見ると、侍女を伴って女性がやってくる。バラダソール人にしては白い肌に、黒い髪と黒い目。しかし、そんなことよりも重要なのは、おびただしい量のアクセサリー。金の髪飾りは額に垂れ下がっていて、宝石がふんだんに散りばめられたティアラのようなものが付属している。耳飾りも耳たぶだけでなく、なんて言うかじゃらじゃらしてる。首はいくつものリングで覆われていて、胸には宝石だらけのネックレスが掛かっている。腕輪と指輪の数もすごいし、宝石がキラキラ輝いてる。なるほど、絢爛姫か……。身に付けてるアクセサリーだけでいくらするんだろう。もしかしたら屋敷ぐらい建てられるかもしれない。

「お待たせしましたレイジ様。エデリシャでございます」

「はじめまして、エデリシャさん」

挨拶を交わしてすぐに、エデリシャさんがにこっと笑った。

「レイジ様、私、セトー伯爵夫人になる気はございませんの」

エデリシャさんの侍女が慌てた表情を浮かべる。そうか、全員が全員乗り気じゃないよね。じゃあ今回は破談ということで。

「そうですか……。わかりました。すぐに帰っては侯爵閣下に失礼ですよね。少しお茶をいただいてから帰ります」

そう言うとあからさまにムッとした。

「ずいぶんと余裕がおありですわね」

なんか機嫌を損ねてしまったぞ。困ったな。

「エデリシャさんは私との縁談を望んでおられないんですよね? ならば無理をすることはありません。この場は適当に時間を潰して、ご縁が無かったということでお別れしましょう」

そう言うと明らかに不満そうな顔をした。

「席を立つような駆け引きは私には通じませんわ」

駆け引き? 何か勘違いされてるな。何て言おうかと思っていると、エデリシャさんは少し考える素振りを見せてから口を開いた。

「レイジ様はセトー伯爵になられるとお聞きしましたが、あのような何も無い場所で満足されるのですか?」

なんか急な質問だな……。

「確かに何も無い場所ですが、領地経営の経験の無い私には、出来ることが少ない分、わかりやすくて良いかと思っています」

エデリシャさんはきょとんとした。あれ? 変な事言っちゃったかな。慌てて言葉を繋げる。

「摂政殿下は私に陛下を守ってほしいとおっしゃられました。セトーはネッサの守りの要。そこを任されたからには誠心誠意、勤め上げる所存です」

エデリシャさんは首をかしげた。なんだろう、会話が噛み合ってない感じがする。

「レイジ様は司法長官になられるのですよね?」

「いえ、司書庁と司暦庁と司学庁の長官を兼務することになると思います」

エデリシャさんの顔に困惑の表情が浮かぶ。

「それでどうやって利益を上げるおつもりですの?」

「利益?」

セトーの税収は少ないけど、管理にかかる費用も少ない。強いて言えば軍隊の維持費が必要だけど、一応まかなえる。多少黒字になる分を災害とかに備えて貯蓄する。自分たちの生活は各長官職の俸給で十分なはずだ。エデリシャさんの浪費癖の噂が本当だとすると、彼女を妻にすると厳しいかもしれない。でも、本人が結婚を望んでないからこの点については問題無い。

「あの……レイジ様? なぜお祖父様からの縁談話をお受けになられたのですか?」

「え……。来た話を断っていないだけです。深くは考えておりません」

思わず素で答えてしまった。エデリシャさんが困ったような顔をしている。

「レイジ様。私個人の財産がどの程度あるかご存知でしょうか?」

「噂では国家予算に匹敵すると聞いていますが詳しいことは存じ上げません」

……また鳩が豆鉄砲くらったような顔してる。やっぱり何か決定的に噛み合ってない。

「エデリシャさん。どうも先程から我々の会話が噛み合っていないように思います。申し訳ありませんが、この国の事情に疎い私にわかるようにお話いただけないでしょうか?」

率直に言ってしまった。エデリシャさんは何やら考え込んでいる。侍女も訝しげな表情を浮かべている。不安になって振り返ってリラの顔を見ると、ちょっと困った顔をしていた。やばい、これ、俺がおかしいんだ。

「レイジ様。レイジ様は私と結婚するとお祖父様、ギムル侯爵との太い繋がりができます」

「はい」

「その上、この国で並ぶ者の少ない個人資産を有する私を妻にすることになります」

「はい」

「……ええと、どうして、それが何か? みたいな顔をされているのでしょうか?」

えっ。今度は俺が困惑顔になってしまう。

「えっ……? まさか、本当にお祖父様の後ろ楯にも私の財産にも興味がおありでは無いのですか!?」

あるか無いかで言ったら……うん、無いな。

「無い……ですね。強いて言えばエデリシャさん個人がどんな方なのかぐらいは知ってから帰りたいと思っていましたが」

エデリシャさんは難しい顔をした。

「レイジ様はなぜバラダソール貴族になりたいと思われたのですか? ご実家では不遇だったと伺ってはおりますが」

実家っていうのはあれか、吟遊詩人の物語で言われてる俺が馴染めなかったっていうパルム人の国の事か。それはいいとして、俺が貴族になりたい理由……。

「摂政殿下に頼まれたというのがまずありまして、リラを養うためと、今ではカーラさんのためというのもあります。故郷に帰るかもしれないという話をしても、ついて行く覚悟があると言ってくれたシアさんの思いにも応えたいです。そんなところでしょうか」

首をかしげるエデリシャさん。

「レイジ様の希望は無いのですか? 全部、人のためじゃありませんか」

「確かにそうですね……。姉からもそれで幸せなのかと聞かれましたが、家族で落ち着いて暮らせるなら十分かな、と。なので今では故郷に帰る気もありません」

「まるで富にも権力にも興味が無さそうな口ぶりですね」

富と権力か。空術のための魔導書を手に入れるには必要だけど、それは言えないよな……。

「あら? 何か野望がありそうなお顔ですこと」

「いえ、野望なんてそんな大それたことではありませんよ」

エデリシャさんの雰囲気が変わった。ギムル侯爵と同じ、底知れない笑顔。

「そういえばレイジ様は当代随一と言われる幻術士でしたね。興味があるのは魔術絡み……ですね?」

確かに魔術絡みだ。でも、禁術である空術の研究をして、悪魔を元の世界に送り返すなんて、まともな野望じゃないよな。

「気が変わりましたわ。お人好しで無欲、けれども常人とは異なる野望を持つレイジ様。私があなたに興味を持ちましてよ」

急になんでさ……。

「あの……エデリシャさん。きっと私はエデリシャさんが思ってるような人間ではありませんよ?」

「いずれにせよ私はどこかに嫁ぐことになります。薄っぺらな虚栄心とありふれた野心しか持たないつまらぬ貴族よりも、レイジ様の方がよほど面白い。そう判断いたしました」

面白いって、そんな理由で結婚決めちゃうの? いや、それよりもエデリシャさんが浪費家だっていう噂が本当だとすると、実際にセトーが領地じゃ財政的に厳しいかもしれない。

「エデリシャさん。殿下は徐々に領地を加増してくださるお考えのようですが、先程ご指摘いただいたようにセトーには何もありません。言いにくいのですが、その……あまり贅沢のできる暮らしにはならないと思いますよ?」

くすっと笑うエデリシャさん。なんか悪女っぽい顔。

「欲の無いレイジ様に代わって私がセトー伯爵家の財を増やしてご覧にいれましょう。私をただの浪費家だと思われているのであれば、きっと驚くことになりましてよ?」

悪役令嬢みたいに高笑いでも始めそうな雰囲気。なんだかよくわからないけど、ちょっと怖い……。

「お祖父様には私から、ぜひに、と申し上げておきます。摂政殿下としても望むところでしょう。よろしいですね?」

あれ、おかしいな。俺と結婚する気は無いって最初に宣言したよねこの人。それはそうと、この怖い感じ、なんか前にも味わったことがあるような……。断ったら何されるかわかんない雰囲気。

「わ、わかりました」

「では契約成立ということで。あなたとの生活、楽しみにしておりますわ」


 翻弄されるままに婚姻を決めてしまった……。帰りの馬車の中で思い出す。あの強引な雰囲気に感じた怖さはあれだ、セラ姉の弟になるよう迫られた時の感覚だ。

「レイジさん。エデリシャ様には召喚術の事、バレてしまいそうな気がします」

リラの心配ももっともだ。俺の野望が何かっていうところに興味を持ったみたいだったし。そもそも妻になる人たちに隠し通せるものだろうか? リラが魔族だってこともいつかバレるんじゃないかな。前途多難な感じがする。



 部屋に戻ると珍しくセラ姉が本を読んでいた。

「レイ君おかえりー。絢爛姫、どうだった?」

「会ってすぐに、いきなり、結婚する気はありませんって宣言されたんだ」

へぇ、とセラ姉。

「でも、話してるうちに急に気が変わったって言い出して、ちょっと強引に結婚の約束をさせられたよ」

「どんな話したの?」

俺はセラ姉にエデリシャさんと話したことをかいつまんで説明した。

「レイ君みたいな性格の人が周りにいなかったから珍しかったんだろうね」

リラが頷く。

「きっと、これまで縁談で会った方々はみんな、お金やギムル侯爵の権力を多少なりとも当てにしていたんだと思います」

俺がその辺に興味無いことに驚いたのはわかったけど、野望がどうこう言ってたのが気になるな。

「エデリシャさん自身、何か野望があるんだろうね。レイ君と結婚すればその実現に近付けると思ったんじゃない?」

「そうかな……? セトー伯爵家の財を増やしてご覧にいれましょうなんて言ってたけど」

セラ姉が首をかしげる。

「セトー伯爵?」

「ああ、そっか。お昼前にルソルさんに聞いたんだけど、俺の領地が決まったんだよ。最初はセトー地方で、段々増やしていくつもりらしいよ」

セラ姉が手元の本をパラパラめくる。そして少し目を通して、うーんと唸った。

「セトー地方って、何も無さそう」

「そうだね、ギルデモア地下水道とアマルナ城ぐらいかな、すごいものって。あとは街道と宿場町と砂漠しか無いよ」

砂漠って言ってもいわゆる荒れ地だ。俺、砂漠って全部砂丘みたいなところだと思ってたんだけど、水の無い乾燥地帯全般の事を砂漠って呼ぶらしい。ジゼ川から古代遺跡の地下水道が通ってるから水には困らないけど、農業ができるほどじゃない。街道の宿場町とアマルナの城下町で主に商人から徴集する税金だけが収入源だ。西に向かう唯一の街道だから通行税を取ればそれなりの収益になるけど、たぶんそれをやるとバラダソール全体の不利益になっちゃうからできない。今は王家の直轄地だから別に赤字でも構わないぐらいなんだろうけど。

「セラ姉、その本何?」

「なんかバラダソールの地誌学の本。レイ君もうバラダソール人になるつもりだって言うから勉強しておこうと思って」

俺がまだ読んでないやつだ。セラ姉が読み終わったら借りよう。

「地下水道って本当に古いみたいだね。いつから存在するのかすらわからない、なんて書いてあるよ」

俺が読んだ本にもそんなことが書いてあった。そんな長いことメンテナンスも無しで残ってるってことは、空術が一般的だった頃の超文明の名残じゃないかな。セトー砂漠の地下に網の目みたいに広がってるらしいけど、汲み上げられるポイントが決まってて、そのポイントを選ぶように東西に街道が続いてる。もしこの地下水道が無かったらセトー砂漠は越えるのが困難な土地だっただろうし、バラダソールもジゼ川沿いにしか栄えなかったと思う。

そういえば、セトー砂漠にはそこにしかいないレアな魔物がいるって書いてたな。

「セラ姉、ガヨマアクって知ってる?」

「噂で聞いたことがあるだけだけど、セトーにしかいないっていう魔物でしょ? サソリみたいなやつ」

挿し絵でしか見てないけど結構強いらしい。

「でも街道沿いはヴィルム以外滅多に出ないって書いてるよ」

「ヴィルムって本当にどこにでもいるんだね」

「たぶんあれ、元は鳥なんじゃないかな」

なるほど。魔物の肉を食べ続けた生き物は魔物になる。鳥ならどこにいても不思議じゃない。

「ずいぶん立派になるなぁ」

そういえば魔物って悪魔が生み出したってルソルさん言ってたな。せっかくマドレヴァルファスと話せるんだし、魔物の事聞いてみようかな。


 夜、部屋に戻ってきたルソルさんに今日のお見合いの事を報告する。

「そういうわけでエデリシャさんと結婚することになりました」

「そんな人物だったのですか。絢爛姫というあだ名も初めて聞きました。駄目ですね、執務室に籠っていては」

ルソルさんはエデリシャさんに空術研究のことがバレないか心配してるみたいだ。

「浪費癖というのも気になりますね……。早めに領地を追加できるよう考えておきます」

「なんか、お金を稼ぐ当てがあるみたいだったんで急がなくてもいいかもしれませんよ」

「セトー地方をお任せしておいて言うのも申し訳ないのですが、あそこで収入を増やすのは難しいと思います」

だよね。アマルナもネッサに移り住む人が年々増加していて人口が少ないみたいだし。

「財政に困ったら言ってください。ネッサ防衛の兵力維持を名目に交付金を出せると思うので」

「なるべく厄介にならないよう頑張ります」

「とりあえずは今の代官のミデルという一等勲士に任せておけば問題は無いと思いますよ」

あ、そうか、代官がいるのか。どんな人だろう。

「そのミデルさん、会ったことありますか?」

「いえ、三十三歳の覇気の無い人物らしいです。どうも先王、私の兄が司工長官から左遷させたようなのですが、本人の問題ではなく政争の結果と聞いています」

左遷……。やっぱりセトーは魅力の無い土地みたいだな。流刑地のビシギス地方よりマシだけど。あ、いや、あそこは鉱山がいくつかあるのか。どっちがいいんだろう。

「静海沿岸のサーギクルス辺りをお任せできるよう根回しを進めるので、どうか我慢してください」

「いいですよ。贅沢する気もありませんし、古文書の翻訳に集中したいですから」

「いえ、いずれ大貴族になっていただきたいのでそういうわけにもいきません」

そうだった、アルド王の後ろ楯になれるぐらい力を持たないといけないんだった。面倒くさいなぁ。

「そういえば、新たな大臣職の創設ですが、司文大臣ということで貴族たちの合意が得られそうです」

文部科学省みたいな感じか。

「レイジさんは古文書の翻訳をお願いしま

す。実務は現在の長官を留任して当たらせます」

「口出しはしない方がいいですか?」

「報告は上がってくるので、おかしな点があれば質問なり改善命令なり出していただければと思います」

それで少しずつ仕事のやり方を覚えていこう。


 さて、明日はウルカスタ侯爵の四女ユリアさんとの二度目のお見合いだ。午前中はちょっと試したい事もある。ここのところゆっくりできる時間があんまりとれてないな……。

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