幻術士第二部第十二章
マドレヴァルファスからの〈夢の言伝て〉だ。
「色々と考えてくれたようだねレイジ」
(まだ全面的に信用すると決めたわけじゃない)
「それでいい。自分で考えて決めたのでなければ、いつまでも疑いが残るだろうからね」
それは確かにそうなんだけど、嘘の情報から考えて出した結論なら、それは間違った判断だと思う。
「レイジは高等幻術を扱えるようになって、どう思う? 高等魔術が偶然発動できると思うかな?」
突然何を言い出すんだ?
(多くの術式への理解と、自分自身の魔力操作の癖の把握。最低でもこのふたつが無いと、高等魔術は使えないと思う)
「そうだろう。その意見は正しい。そして、〈異界よりの召喚〉は高等空術だ」
まぁ、扱える者が限られてるならそうなんだろう。リラに魔導書を用意しないといけないのも、自力で高等魔術に辿り着かないといけないからだ。
(マドレヴァルファス。高等空術を修得するのに参考になりそうな魔導書に心当たりは無いか?)
「……残念ながら探す範囲が広すぎる。〈遠見の目〉は一人を対象にしたものだ。対象の周辺の光景と、発せられた言葉しか認知できない」
(心までは読めないのか)
「心理を読むことはできるが、経験から来る推測だ。だからもし、日中に私に何か聞きたいことがあれば口に出して呼んでくれ。レイジを見ている時なら応答できる」
(……わかった)
いいんだろうか、悪魔とこんな約束をして。
「しかしレイジ、上手いことやったな。バラダソール王国の力で世界中から古文書を集めるなんて、もしかしたら私の提案した旅よりも効率がいいかもしれない」
悪魔のお墨付きか……。つまり現状はマドレヴァルファスの思惑通りになってるってことだ。手の平の上で転がされてるようでいい気はしない。
(古代語や神聖語で書かれた本に、空術のことが書かれてる可能性は高いってことでいいのか?)
「もちろん無関係な本がほとんどだろう。ただ、誰も読めないような本にこそ、空術のことは書いてあるだろうね。焚書などという蛮行を働こうにも、内容がわからないのでは判断ができない」
焚書という蛮行か……。もし悪魔が本当に邪悪な存在じゃなく、元いた世界では人間みたいに文明を築いてたなら、それなりに進んだ社会だったんだろうな。
「ところで、『失われた空術』の行方は知りたくないかな?」
(どうしてそれを教えたがる?)
「私は準備が整うまでは地上に召喚されたくないのだよ。鬱金のが召喚されているから、今地獄にいるのは十一人。悪魔を召喚しようと考えている者が、我々のうち誰を呼ぶかはわからない」
準備っていうのはリラの〈反召喚〉のことだろう。
(地上に出たら暴れないといけないのは、最初にこの世界に召喚された時に掛けられた制約のせいか?)
「そうだ。これについては詳しいことは言えない。そういうものだと思っていてくれ」
だから地上には召喚されたくない、と。
(それで? 『失われた空術』はどこへ?)
「セヤロカを本拠地にしているウムルタ商会が黒幕だ。ナクアテン寺院の助祭から本を奪ったのは商会の人間だから間違いないだろう」
商人か……。
(動機がわからない。あと、情報を得てからの動きが速すぎる)
「簡単なことさ。ミリシギス伯爵にあの本を売りつけたのはウムルタ商会だ。その後、商会は再び本を手に入れようとクレイアの動きを追っていた。動機について私の口から教えるのは危険だな」
なんだろう。マドレヴァルファスが言えない事の共通点が見えてこない。ただ単に都合の悪い情報を出し渋ってるという可能性は考えておいた方がいいだろうな。
「ルソルに聞いてみるといい。悪魔を崇拝する狂人たちのことを」
(他人事みたいな言い方をするんだな)
「それはそうだ、私たちの都合などお構いなしに勝手に崇拝しているだけだからな。悪魔という呼び方も人間が勝手にそう認識しているだけだ。正直なところ、あの狂人たちは邪魔だ」
カルト宗教みたいなものか。神々が実在するのに悪魔を崇拝するなんて、筋金入りだな。
(ミリシギス伯爵もその一員だったのか?)
「いや、あいつは入れ知恵をされて私たちを制御できると考えていただけだ。群青のが〈隷属の呪い〉を貸したせいで勘違いしてしまったがな」
魔術を貸した……? 勘違い……?
(魔術を貸すってなんだ?)
「さて、それを話すのは制約とは関係なく、レイジが魔術についてもう一段階高い次元に至ってからの方がいいだろう。別に意地悪をしているわけではない。私から教わったのでは何か妙な疑いを抱くかもしれないからな」
……俺がマドレヴァルファスをまだ信用してないことを理解した上で言ってるのか。
(わかった。高等魔術を修得しても終わりじゃないってことか)
「そういうことだ。期待しているよ、最強の幻術士」
(俺の実力じゃない。女神の恩寵のお陰だ)
悪魔から見ても俺の幻術は最高峰ってことか。リラの空術だけじゃなく、俺の幻術にも何か期待してるな?
「今日はこの辺りにしておこう。楽しい会話だった。ありがとう」
細かいことまで含めれば、聞きたいことはいくらでもある。もちろん、マドレヴァルファスが真実を語っている前提が必要だけど。
俺は目を覚ますとルソルさんの部屋への扉をノックした。返事があって中に入ると、身支度を終えて『神々の与えたもうた魔術』を読んでいた。
「おはようございます。ちょっと聞きたいことがあるんですがいいでしょうか」
「おはようございます。どうぞ、何でしょうか?」
さて、どう聞こう。
「マドレヴァルファスは相変わらず一方的に色々なことを伝えてきます。悪魔から聞きかじっただけの知識を調べもせずにいると危険な気がして……」
「もっともです。私にわかる範囲であれば、何でも聞いてください」
本当は悪魔を信じかけている事を隠しているのは少し罪悪感がある。
「悪魔を崇拝する狂信者がいるっていうのは本当でしょうか?」
ルソルさんは難しい顔をした。
「我々神官が、人族と魔族が争い続けないと世界が維持できないという真実を、人々に隠しているのはなぜだと思いますか?」
なんだろう……。
「混乱が起きるからですか?」
「そうですね。そして、こう考える者たちが出てきます。神々のせいで地上の争いは無くならない。戦争による災禍は神々によってもたらされている」
それは……その通りなんじゃないだろうか。
「レイジさん。今、もっともだと思いましたね?」
「はい……」
「私も悩んだことがあるのでわかります。ですが、世界を維持するために必要なのであれば仕方の無いことです。神々は我ら人間が滅びぬように、戦災を制御してくれています。人間はどのみち互いに争います。魔族と人族、共通の敵がいるにも関わらず、人族同士、魔族同士の争いが無くならないのですから」
地球でも戦争は無くならない。日本は平和だけど、いつもどこかの外国が紛争とかしている。
「神々でも戦争は無くせませんか。世界の維持という制限が無かったとしても」
「無くならないでしょうね。神々は我々人間に、自由にものを考える意思と知恵を与えてくれました。各々が自身の幸福を追求し、正義を成そうとすれば、それがぶつかり合う場面は避けられません」
全員が幸せになれれば一番だけど……。そうか、そのためには全員が同じ意思を持って、機械みたいに決められたことに従って動く必要がある。それって本当に幸せなのかな。自由にものを考える力……か。
「話が逸れました。どれだけ理想を語ろうとも、今現在の現実に不満を持つ者は少なくありません。そうした者たちが短絡的に神々を憎み、悪魔に希望を託す。それが悪魔崇拝者たちです」
なるほど、悲しい現実から目を背けて、こんな世界無くなっちゃえばいい、そう思う人たちがいるのも理解できる。
「過去の戦役において、神々は悪魔を滅ぼせずに地獄へ封じました。悪魔崇拝者たちは、悪魔なら神々に対抗しうる力を持っていると考えています」
「だから、地上に召喚しようとするんですね」
「そうです、神々の創った秩序を破壊しようというのが狂人たちの目的です」
そして、当の悪魔たちにそんなつもりは無い、と。
「しかし、なぜ悪魔崇拝者の話などされたのでしょう?」
「マドレヴァルファスが嘘をついていないなら、という前提での話ですが、ミリシギス伯爵は悪魔崇拝者に利用されたらしいです。『失われた空術』を伯爵に売ったのはウムルタ商会の悪魔崇拝者だと言っていました」
「ウムルタ商会……?」
「その商会はずっとクレイアさんの動きを追っていたそうです。今回、『失われた空術』を奪っていったのも黒幕はウムルタ商会だとか」
ルソルさんは少し考え込んだ。
「悪魔の言う事を信じるわけにはいきませんが……。確認しておいて損は無いでしょう。レイジさん。申し訳ありませんがエトナさんにその商会の事を調べるよう依頼してもらってもいいですか? 報酬を求めるようであれば約束しても構いません。エトナさんなら足元を見るような事はしないでしょう」
「わかりました。午後にはお見合いがあるので午前中に行ってきます」
よろしくお願いしますとルソルさんは言った。
リラを連れてワンディリマ寺院を訪ねる。
「どうしたの? こんな早い時間に来るなんて」
エトナさんはリラがいる事を気にしている風だった。
「例の事、リラにはもう話しました」
エトナさんは、そっかと言って俺たちを個室に連れていく。
「今日はワンディリマ寺院に協力を仰ぎに来ました」
「それはまた、改まっちゃって、何? レイジ商売でも始める気?」
『失われた空術』を一度手に入れて盗まれた事は黙っておこう。
「ウムルタ商会のことを知ってますか?」
「セヤロカの大商会ね」
「ミリシギス伯爵に『失われた空術』を売ったのはその商会の可能性があります。そして今、あの本を持ってるのも、きっとウムルタ商会です」
エトナさんは渋い顔をした。
「難しいこと頼もうとしてるでしょ?」
「報酬は出せます。ウムルタ商会と悪魔崇拝者の関係を調べられませんか?」
「悪魔崇拝者……ね。なるほど、そういうこと。悪魔絡みとなると寺院としては放っておけなくなっちゃうわね。でも、ウムルタ商会が関わってる証拠はあるの?」
エトナさん個人なら、悪魔から聞きましたでいいんだろうけど、きっと寺院が組織として動く理由が必要なんだ。
「その証拠を探してほしいんです。難しいですか?」
「大商会相手に証拠も無く探りを入れるのは問題があるわねー。商会なんてどこも後ろ暗いところのひとつやふたつあるから、調べれば余計な罪がぽろぽろ発覚するでしょうね」
となると、『失われた空術』を盗み出した神官が殺された件と結びつけるしか無いか。
「わかりました。ちょっとナクアテン寺院まで行ってきます。ウムルタ商会を疑う理由があればいいんですよね?」
「そうだけど、なんでナクアテン寺院?」
「ウムルタ商会はクレイアさんの動向を監視して、カルゲノ城から無くなった『失われた空術』の在処を突き止めたんです。そして、クレイアさんを出し抜いた」
へぇ、とエトナさん。
「レイジ、ちょっと見ない間に大人らしい感じになってきたじゃない。腹芸ができるようになったなんて、お姉さん嬉しいわ」
何か隠してるって感付かれたか。……ものを頼むなら言っておいた方がいいか。
「実は『失われた空術』は一度俺たちが手に入れたんです」
わお、とわざとらしく驚くエトナさん。やっぱりこの人は騙せないな。
「でも、元の世界に帰るのを諦めたんで、シャナラーラ寺院に隠すことにしたんです」
「へえ、それが盗まれたってわけね」
「そうです。ナクアテン寺院の助祭がウムルタ商会に
「あらら、ナクアテン寺院の面目丸潰れじゃない」
「はい。だからきっと、血眼になって背後関係を調べてると思いますよ」
了解、とエトナさん。
「じゃあ、また後で」
俺は頷くとナクアテン寺院へ向かった。
クレイアさんはリラの姿を見ると一瞬顔を強ばらせた。リラの方も緊張しているみたいだ。
「二等魔術官殿が当寺院に何のご用でしょうか」
クレイアさんが眼鏡をくいっと上げる。
「単刀直入にお聞きします。ビウスさんはウムルタ商会と関わりがありませんでしたか?」
クレイアさんの口元がわずかに引き締まった。
「どこでその情報を?」
この質問は想定済みだ。
「魔導書を盗み出した実行犯はこのバラダソールに昔から存在する秘密犯罪組織です。お金を積めば情報も売ってくれます」
クレイアさんが眼鏡のずれを直す。
「すでに情報を得ているならどうして当寺院へ?」
「商会の事を調べるならワンディリマ寺院に協力を仰ぐのが近道です。ただ、犯罪組織から得た情報を元に調査を依頼するのは無用な誤解を生みます。ナクアテン寺院からの情報という理由付けがほしいんです」
眼鏡を押さえながら「断ると言ったら?」と尋ねるクレイアさん。
「安心してください。俺たちは『失われた空術』を取り返そうとしているわけじゃありません。悪魔崇拝者にあれを手放させる事が目的です。なので、焚書も容認します」
可能なら取り返すけどね。そんな俺の心中を見抜けたかどうかはわからないけど、クレイアさんは眼鏡を押さえて頷いた。
「いいでしょう。助祭ビウスについてのナクアテン寺院の正規の調査記録の写しを差し上げます。条件として、ワンディリマ寺院の調査報告書も我々に共有していただきたい」
「わかりました。事後処理をナクアテン寺院でしてくれるのであれば俺としても助かります」
クレイアさんは、司教に写しを持ってくるように指示を出した。あれ? クレイアさん、司祭だから司教の方が偉いはずじゃ?
「クレイアさん、もしかして昇格しましたか?」
少し首を傾げてから眼鏡を直す。そして、ああ、と何か納得した様子を見せた。
「私は大司教猊下から勅命を受け、本件について全権を委任されています。禁書探索のためなら私の言葉は猊下の言葉です」
なるほど、二十歳前後で司祭やってるぐらいだし、クレイアさんは元々エリート神官なんだな。託宣も受けたって言ってたし。
しばらくして、ネッサのナクアテン寺院の印章の入った書類を渡された。パラパラと見ると、ビウスが昔からウムルタ商会と接触があったというようなことが書いてある。
「ありがとうございます。では、ワンディリマ寺院の報告書が手に入ったら写しを持ってきます」
はいと答えてからクレイアさんは少し迷った様子を見せて口を開いた。
「変わりましたねレイジさん。バラダソールの貴族になるというのは本当だったのですね」
おや、クレイアさんが魔物の事以外で雑談なんて珍しい。
「はい。来月の末に伯爵になる予定です」
「そうですか。シャナラーラ女神だけでなく、ナクアテン神への信仰もお忘れなきよう。契約神を軽んじないことです」
「はい。肝に命じておきます」
そうか、領地を持つようになったら領内の寺院とも関わりが出てくるか。神々の事も勉強しておこう。
クレイアさんにもう一度お礼を言ってナクアテン寺院を後にした。
「やるじゃない。あのクレイア相手に交渉したんでしょ? もう立派な政治家ってわけね」
エトナさんがそんな風に褒めながら書類を確認する。
「調査費用は見積り立ててから宮殿に送らせるわ。レイジ宛てがいい? ルソルさん宛てがいい?」
ルソルさんがこの件を俺に任せたのは、俺を仕事に慣れさせるためじゃないかと思う。
「俺宛てでお願いします」
期待には応えないとね。
「変わったわねーレイジ。いつ貴族になるの? 日取りが近そうね」
「来月末を予定してるって聞きました」
「領地どこになりそう?」
そういえば、何も言ってなかったな。
「まだそこまでは聞いてません。前はキンギスの領地の一部って言ってましたけど」
「港があるとこだといいね。実入りが全然違うから。キンギスが持ってた所だと、サーギクルス辺りかしらね。決まったら教えて、お金の流れ、調べておいてあげるから」
「ありがとうございます」
エトナさんはエトナさんなりに自分の利益も考えてるだろうな。でも、ウィンウィンの関係でいけるはずだ。頼れるところは頼ろう。
こうして、無事にワンディリマ寺院にウムルタ商会の調査を頼んだ俺はルソルさんに報告しに戻った。
「お疲れさまでした。クレイアさんとも交渉するとは、すっかり頼れる人物になりましたね」
今日はみんなに褒められるな。
「そうそう、レイジさんに治めてもらう領地が決まりました」
おっ、エトナさんがサーギクルスって予想してたけどどうかな。
「ネッサのすぐ西。セトー地方をお任せします」
セトー? キンギスの元領地じゃなく、王家の直轄地だ。ネッサの守りを固める戦略的に重要な土地。とはいえ、砂漠地帯が多くて大河も無い。軍事的には重要でも交易の旨みもなければ税収も少ない。
「不満かもしれませんが、領地は徐々に増やしていく予定です。他の貴族の既得権益を脅かさないための措置ですよ」
旨みのある土地は功績を挙げないと手に入らない、か。……できることが少ない分、俺が領地経営に気を取られなくて済むようにここを選んだっていう理由もありそうだな。
「色々考えてくれてるんですね」
「……何かレイジさんの功績にできそうな仕事があれば優先的に回します。ああ、それと、来月の頭からネッサ市内に屋敷を用意します。私が子供の頃に住んでいた屋敷です。いい家ですよ」
「ありがとうございます」
そうか、来月から新生活が始まるのか……。でも、屋敷に住むとなるとルソルさんに気軽に会えなくなるな。
「来月からはルソルさんに会える機会も減りそうですね」
「実際に住むのは爵位を得てからでも構いませんよ。それに、宮殿に一番近い屋敷です。いつでも来てください」
なるほど。セトーも屋敷も、王家に一番近いっていう印象を与える狙いがありそうだ。……こういうことがわかるようになってきたあたり、みんなが言うように貴族らしくなってるんだろうな、俺。
「ところで家名はどうしましょう。特に希望が無ければ最初の領地名を家名とするのが一般的ですが」
つまり、セトー伯爵になるってことか。一生そう呼ばれるようになるんだよな……。でも、ルソルさんの意図が王家に最も近い貴族という印象を与えることなら、王都の最終防衛線であるセトーの地名を使った方がいいんだろう。
「セトー伯爵で構いません。よろしくお願いします」
「ではそのように」
セトー地方について、できる限り勉強しておかないとね。
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