未来
夢現で覗き見た未来ってやつは
大層幸せそうな表情で
今の僕には信じられないようもんで
嘲笑われたって思ったんだ
けどそんな未来に憧れてたから
でも届きそうにないって思ったもんだから
途端に涙が溢れてきた
だって僕にはもったいなかったからさ
けどそういう僕を君は笑った
「そういう未来を迎えに行こうぜ」って
その言葉はどんな歌詞よりも力強くて
そう君が言ってくれたから
そういう未来が本当にあるもんだと思ってた
そういう未来を手にしたって良いと思ったんだ
だから僕は歩き出したんだ
去年の夏に、そう信じて疑わなかったから
でももうそれも過ぎた話だ
結局僕にはその未来を手にする資格はなかった
欠け事ばかりの僕だから
仕方ないかって思ってるよ
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