第25話

見事だ!


一艦で一隻を屠る、その勇姿確かに見届けたぞ!


もとより我々は、死を覚悟している。

そして、どうせ死ぬなら誇り高く死にたいと思っている。


だから、悲しいとか、虚しいとかの気持ちは持たない。

ただただ、敬意を示し、そしてその仲間たちに恥ずかしくないように自分もしなければと思うのだ。


おそらく、我が大日本帝国のつわ者は、海軍も陸軍も、このように考えていたのだ。


死ぬのは怖い。しかし、それ以上に、逃げることは出来ない。

送り出してくれた父と母、故郷のため、そして日本のため、天皇陛下のために、戦うのだ。




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