第3話




第3話 火野(ひの)ほむら


火野ほむらは『今日偶然見つけた二人の歌姫達に』自分の願い(バンドのメンバーWボーカル)が叶う様に祈る。そして今日の授業ででた課題をこなす。「「Argonavis(アルゴナビス) from BanG Dream!」の「星がはじまる」と「ゴールライン」を大音量のBGMにしながら。やがて集中からとかれた意識は他のメンバー3人に連絡しなければとメールの文章を考えながら何度も書き換えて、なんとか完成させ、同級生高2の3人のメンバーにメールを送った。

エレキギターの木野みどりとエレキベース(低音)の水野あおいとキーボードの土野すみれ達に。

「『Wパプリカ』凄いね。高1なんでしょ?本格的に歌習ってる娘達?」と、土野すみれから返信があった。「いやぁ、独学っぽかったよ」と直ぐに返信と他の二人にも転送する。「火野ちゃんはしゃぎすぎ」と木野みどりから返信があった。水野あおいからは「読んだ」とだけ、素っ気ない。「文化祭での「Argonavis」のカバーが、かかってるんだよ」と、深刻なメンバーの状態を再認識させる。私達には、まだボーカルが居ないのだ。あおいからは「任す」と返信があったっきり不通になる。もうと思いながら残る二人の反応を伺う。すみれが熱心に、みどりからは淡白に「歌声を聞きたい」と返信があった。スマホ録音しとけば良かったと、後悔するほむらだった。




土野(つちの)すみれへつづく

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