第2話
第2話 金野(かねの)みかん
金野みかんはウキウキしていた。余りにもわかりやすいので、母親に「友達でもできた?」ウチの我儘姫にと、聞いてくる。「そんなんじゃないよ」と肉球パンチをする。「照れなくても良いのに」との母親に「「Argonavis(アルゴナビス) from BanG Dream!」のカバーバンドのWボーカルに誘われただけ」と笑う。したら「お友達を作るチャンスね」と勝手にテンションをあげる。「ただ、ひとつ問題があって」と、みかんは「『ももえちゃん』は玄師の信者なのよ』」と母にこぼす。「一緒に歌ってたとこをスカウトされたから」一緒に歌いたいな。一人で声をはりあげるんじゃなくってと、ブツブツ言うみかんに母は「頑張ってね」と受験そっちのけで、青春の謳歌を応援するのであった。
夕食を終え、室内着のままベットに転がるみかんは『念のために』と、ももえちゃんに「「Argonavis」気に入った?」とメールしてみた。
火野(ひの)ほむらへつづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます