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どうやらうどんを買ってきてくれていたらしい。
え、おいしそう。
「のどかが心配だったから、ってだけじゃ、来ちゃダメ?」
「……元凶が何をほざいているのか」
とはいうものの、佐藤の気遣いは二年も友達をしていたおかげで、かなり的を得た対応になっていた。
だしの利いたあたたかなうどんが、つるりと体に染み渡る。
これだけで佐藤の昨日今日の問題発言を許せてしまえそうになっているのだから、私はちょろいのかもしれない。
「佐藤、ありがとう」
「どーいたしましてぇ」
佐藤も同じものを買っていたようで、二人で小さな机に向かい合ってのんびりとうどんを食べていた。
いや、佐藤はうどんに留まらず、パスタやゆで卵なんかも食べていたけれど。太るぞ。
食べ終えてベッドを背にしてぼーっとしていると、いつの間にやら佐藤が片付けてくれていた。
正直もう眠くて、意識を保つのでやっとなんだ。
「ほら和香、お風呂も入って着替えもしないとだよ~?」
「そんな余裕ない、落ちそう」
「和香がちゃあんと支度してから寝られるようにってあーしが来たんだから、和香はちゃあんと支度しないとぉ!」
「んー……」
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