「Buckmoon」(3)
42歳の僕にとって、21歳の渚は「少女」に等しい。年齢的には十分に成熟した女性だが、21歳の年の差は埋めようがないと思う。だから僕は渚を扱いかねていた。世代の違いだろうか、渚の「距離の詰め方」が僕を戸惑わせる。出会いは3月の頭、まだ寒い時期に喫煙所でライターを貸したのがきっかけだ。そのライターはそのまま進呈したが、実は渚はライターを持っていた。確認したら「えへへ」と笑った。「安元さんに話しかける理由が他に無かったんです」これは新手の詐欺では無いだろうか?きっとそのうち「実は私、中東のとある国の王家の血を引いてるんです。でも送金してもらう口座を開設するにはかなり費用が必要で・・・」みたいな話になって、その口座開設費用を僕が肩代わりする、みたいな。
寒かった冬は終わり、渚から電話が来て。梅雨の前に吉野家に行った。クトゥルフ神の怖さを思い知った。スパゲッティレストランで食事をしたのが2回目のデート。土砂降りの日にデートして、今度は夏真っ盛りの7月25日にデート。次で4回目のデートだが、渚はかなり距離を詰めてきた。「ガルちゃんと呼んで」ではなく、「渚と呼んで」と言う。下の名前を呼び捨てにするなんて、かなり親密じゃないとしないんじゃないか?若い子は違うのだろうか。なのに、僕のことを「洋ちゃんと呼んでくれ」と言えば、戸惑いながら「洋ちゃんさん?」と、萌えを誘ってくる。そう言えば僕を呼び捨てにした過去カノはいない。皆「洋ちゃん」と呼んでいた。多分そうだと思う、そんなんじゃないかな、ま、ちょっとはいたか、僕を呼び捨てにした女。ほとんどの場合、かなり親密な「友達」でさえ、僕を名字で呼んでいた。僕を名前で呼んでいいのは母さんだけだ。そうか、渚=ユイ=母親なのだから、いつか渚は僕を「洋二っ!」と言いながら引っ叩くのだろう。いやそれは冤罪だ。母さん、僕はやってないんだ・・・
非常に都合のいいことに、25日は給料日だ。渚も給料日だろう。日本の企業は多くは25日に給料を支払う。それなりに「いい店」で食事をするのも可能だろう。ただ、渚とは毎回、ランチを食べて、街をぶらついてさようならパターンばかりで、晩飯を食べていい雰囲気になって・・・とはならない。僕の方が「詰めが甘い」のかも知れない。考えてみれば、僕はマトモに女性を口説いたことが無い。縁が無いわけではないのだ。実際、渚に出会うまでに「男女交際」した相手は10人以上だ。いつだったか、ブログで読者に「交際人数を問われたこと」があって、その時に数えてみたら13人だった記憶がある。勿論、全員と「大人の関係になった」わけだが、本気で口説いた相手は最初のカノジョだけ。1個上の先輩で、この女の子さんに童貞まで奪われた。そう、「僕のはぢめて」は奪われたのだ。その後、僕は仲間内で「ラブ・テロリスト」の名を欲しいままにしたが、単に女の子が近寄ってきただけだ。ソレはきっと「ちょっと悪だけど優しい」と言う僕の風体と、友人がかなりの悪で、女の子さんを紹介してくれたりしただけだ。デカいバイクに乗って、そこそこイケてて、友人関係に女の子が結構いた。そして何となく付き合いが始まる。周囲は僕とそんな女の子を「恋人同士」と認識するし、女の子も「安元さんのカノジョ」と言う関係を認めている。僕にとって、恋人同士になってしまえば、肉体関係に持ち込むことは簡単だった。ソレはラブホの前でもいいし、お互いのアパートでもいい。二人きりになれる状況ならば、僕には必殺の「口説き文句」があったのだ。
「どーせそのうちやるんだからさ、今でいいじゃん?」
最低の口説き文句だが一番効果的であった。今のはメラゾーマではない・・・メラだ。そう、メラ程度の弱攻撃でも「落ちたがってる女の子さん」は落とせるのだ。しかもである、僕はベッドの上では股間魔術「アストロン」を使い、メダパニの上、パルプンテである。コレで女の子さんは僕にぞっこんになる。ドラクエを知らない人に解説をする気は無い。酷く下品な話になるからである。
では、渚にも「そのうちやるんだからさ、今でいーじゃん?」と言えるかと言えば、答えはNoである。僕の人生の中で最高に美しい人である。何でメールをしたり会ったり出来るのか理解不能なくらいなのだ。ルックスで言えば「明美」と言う女の子が可愛かったが、なんというか「ベクトルの違う美しさ」なのだ。ちなみにその明美は、3か月ほど放置していたら、次に会った時に、「彼氏なの」と、違う男を紹介してきた。シンちゃんも上手くやったものだ。そう、カノジョであるはずの明美を放牧していたら、「もう別れたんだ」と誤解して、そこを僕の友人のシンちゃんが口説いた。ただそれだけの話だ。
シンちゃんへ。
その女はマグロなので注意してください。
僕は京子に「渚の印象」を尋ねられて「抜き身のポン刀」と答えた。ポン刀とは「日本刀」のことだ。それぐらい渚は「怖かった」のだ。幸いだったのは、渚の歩く位置である。必ず僕の右半歩後ろを歩く。コレはつまり、渚を見ないで済むと言うことだ。勿論、無関係な人では無いので会話はある。「ねぇ?」と呼びかけられれば振り向いて渚を見るが、こんな場合は「渚から呼びかけてきた」と言うことで、リラックスして振り向くことが出来た。僕と渚の関係は「渚姫と従者」のようなものだったのだ。ところが次からは渚姫を「渚」と呼び捨てにいいそうだ。コレは僥倖だっ!圧倒的優位っ!いや、ここで僕は勝つのだ。そう、今日を頑張ったものだけが明日を迎えることが出来るのだ。あ、夜勤行かなきゃ・・・
心の内では悶々としながらも、メールのやり取りは数回あった。渚は次の「約束」が出来ると、かなり連絡がずぼらになる。勿論、僕もメールの頻度を減らしていた。僕の場合は、あまりに食い付き気味だと嫌われるかも?と言う自信の無さが原因だったが、渚は多分「強者の余裕」なのだろうと勝手に思っていた。「男を翻弄するのが得意なふれんず」なのだ。この何とかパークは非常に美人が多くて困る、京子とか。
悶々としている理由は単純で。渚を嫁に出来たら、この人生をささげてもいいとさえ思っていた。一緒に買い物に行ったら、荷物は全部僕が持ち、家では僕が料理して、風呂から上がってきた渚の髪をドライヤーで乾かし、最後は送風で髪の温度を下げて傷まないように配慮。当然だがトリートメントも欠かさない。渚がちょっとでも怒気を見せたら平伏して赦しを乞うことも辞さない。毎晩腕枕をして眠る。結婚するってことは、セックスも出来ると言うことだ。いや、なんだか怖いけど。渚が壺とかラッセン、住宅用洗剤を売りつける集会に誘ってこない限り、可能性はゼロでは無いのだ。いっそ、「500万円の壺」を売ろうとしてくればいいのに。
そんなことを考えているうちに、渚からデートの確認メールが来た。約束の日時の確認だ。コレは必ずあった。そのメールにいつもとは違う文言があった。「洋二さんは写真が出来るんでしょ。教えて」だそうである。安元さんから「洋二さん」に、親密度が増したようだ。写真かあ、大丈夫だろうと思い「いいよ」とだけ答えておいた。日時は約束した通りで決定だった。
僕はその頃の愛機であるキャノンのデジタル一眼レフを首からぶら下げて、待ち合わせ場所に立っていた。当時のハイアマチュア機は、仕事用に買ったが、あまり出番は無かった。身体を壊している間に、高く売れる機材は売り払って生活費に充てていたので、残されたのはこのカメラとレンズが3本だけだった。待ち合わせ時間5分前にスマホが震える。
「ベックスにおります(^^)」また可愛いことをする。
僕は前のように小走りになることはなく、早足でベックスに向かった。待ち合わせ場所の真後ろである。渚はいつだって店の奥に座る。窓際に座れば、僕が待ち合わせ場所に着いたことも分かるのだが、奥の席から改札前は見えない。
またATフィールドを張って店の奥の席にいた。渚をナンパしようなんて勇者はいないと思う。美しくて怖いのだ。背が小さいからまだ人間に見えるが、アレで身長165cmもあれば、もう人外の魔物に見えるはずだ。僕は渚の姿を確認してからアイスコーヒーを注文して、グラスだけ持って奥に進んだ。驚いた。渚は僕と同じキャノンのデジタル一眼レフをテーブルの上に置いていた。初心者用の機種だが、もう時代は初心者もハイアマも関係なく、可能な性能を全ての機種に搭載していた。陸上競技を撮影する地元コミュ誌のカメラマンが、50万円もするレンズに初心者用のカメラを使うこともあった。僕はびっくりして訊ねたが、答えは「この方が軽いから」であった。渚はそんなフルスペックのデジタル一眼レフを買って、デートに持ってきたのだ。
渚は僕を見ると笑顔で手を振ってきた。分かってるってば。
「カメラ、買ったの?」
と僕。
「やってみたくって」
と渚。
「渚ちゃんがカメラとはなぁ」
「あー、もう。ちゃん付けはおっさん臭いよ?」
「おっさんだから仕方ないでしょ。じゃ、渚は何でカメラを買ったの?」
「私ね、ライブハウスに行くのが趣味と言うか、好きなインディーズバンドがいて」
「ライブハウスか、懐かしいな」
「知ってるの?」
「仕事の撮影で若い頃に通った店があるよ」
「洋二さんは凄いなぁ・・・」
「凄くないよ、写真は難しくは無いから」
「そうなんですか?昨日買ったこのカメラ、ちんぷんかんぷんなの」
「初めて一眼レフを使うのかい?」
「うんっ!その方がいいと思って」
「何がいいのさ?」
「ソレは洋二さんが・・・えと・・・写真が上手いからです」
「俺がどうしたって?」
「洋二さんは結構意地悪ですよね」
僕は渚のカメラの横に、首からぶら下げたカメラを置いた。
「洋二さんの、おっきいですねっ!」
嗚呼、これが僕のペニスの話ならどれだけ誇らしいかっ!僕のカメラは外付けのバッテリーパックを装着しているので、通常のカメラよりもかさばる。渚のカメラは小さいので、観た感じ倍は違うように見える。
「うわ、重いっ!」
渚は僕のカメラを持ち上げると感嘆したようだ。いや、プロ機はもっと重いんですが。
「あ、あとでさ、写真を撮らせてよ」
「なんの?」
「渚の写真」
「嫌」
「1枚でいいんだけど」
「嫌です」
この会話だけで、僕は渚にカメラを向けることは無かった。渚の写真が1枚も残っていないのはこの時の「嫌です」の言葉が理由だ。何度も「フォトデート」を繰り返したし、写真を撮るチャンスは何度もあったが、こそこそと撮った写真に興味は無い。ポートレートはモデルとカメラマンのセッションだと言うのが僕の持論だから。
写真を撮られたくない女の子は意外といるので、僕は気にしないことにした。
「で、どこから教えればいいのかな?」
「全部です。写真は写るんですけど下手糞なんです、私」
「どう撮れば上手くなるかは教えられないなぁ。渚が何を”どう見てるか”ってことだし」
「やーだ、いきなり難しい」
「カメラの操作から教えようか?」
「はい」
やけに素直だ。こう言うところが僕を迷わせるのだ。僕に気があるんじゃないかと。
座ってる位置は対面である。コレは僕のポリシーで、親密になっていない女性の隣に座るのは禁忌なのだ。それでもカメラの操作の基本は教えることが出来る。教えることを口実に隣に座ることも出来たのだが、それはやらない。
「最初はこのダイヤルをここに合わせる」
所謂「フルオート撮影」のことだ。キャノン機はフルオートにすると、ピントを合わせる位置まで自動選択する。だから僕はフルオートでの撮影はしない。
「渚のカメラのレンズは手振れ補正つきだから」
「手振れ補正?」
「こう言うこと」
僕は自分のカメラの手振れ補正をオフにして適当に店内を撮影した。屋内は結構暗いので、簡単にブレた写真が撮れる。そしてもう1枚は手振れ補正をオンにして、ISO感度を上げて「手振れの無い写真」も撮って、渚に見せた。デジタルの背面液晶は便利だ。
「な?何を撮ったか分からないほど画像が流れてるでしょ。コレが手振れ。この現象をある程度防止してくれるのが手振れ補正レンズってこと」
「凄い」
凄いのはキャノンの開発部だが、まぁそこは僕の手柄にしてください。
「手振れしないシャッタースピードっていうのがあって」
「うん、取説に書いてあった」
「そう、ソレ。シャッター速度が速い方が手振れしにくいから」
「どうすればいいの?」
「全自動撮影の場合はなるべく手振れしないシャッター速度を決めてくれるけど、限界もあるから、ISO感度を上げておくのがベストかな?」
「ISO感度って?」
「そこからかー。暗い所でもフィルム・・・じゃなかった、センサーの感度が上がってれば、少ない光で写真になるってこと」
「ふーん」
「でも感度を上げ過ぎると画像が荒れるから、渚のカメラだとISO800が限界かな?」
「それって凄いの?」
「俺のカメラと同等じゃないかな。センサーは共用されてるし」
「じゃ、このカメラは洋二さんのカメラと同じなの?」
「撮影画像に限れば同じだよ」
何故か渚はニコニコしている。
僕たちはベックスを出た。とりあえず街中で撮影して歩くことにしたのだ。そう、童貞の高校生写真部の部員が夢見る「フォト・デート」ってヤツだ。どうだ、羨ましいだろう。
渚に注意した点は「他人に勝手にカメラを向けない」と言うことだけだった。渚ほどの美人ともなれば、カメラを向けても怒る人も少ないだろうが、僕のようなおっさんだと通報案件なりかねないし、街中スナップの「マナー」でもある。「良いシーン」であれば、気づかれないように撮影するのも「アリ」だが、かなり気を使うことは確かで、まだ初心者の渚には難しいだろう。
渚は花屋の店先で立ち止まった。
「ねえ、この花は撮っても大丈夫?」
数枚なら大丈夫だろうけれど、渚は撮る気満々なので、店の人に声をかけておいた。
「店先の写真なら割と自由に撮っても平気だけど、何枚も撮るならお店の人に声をかけるといいよ。駄目だって言う店員さんはいないから」
「分かった」
僕は渚を見ていた。渚が活き活きと街を歩く姿を見るのは初めてだったから。喫茶店や食事中は対面に座り、街中を歩く時は必ず半歩後ろを歩いていたから。
物凄く可愛く見えた。あの「緊張感を誘う美しさ」は目に焼き付いているが、こんな可愛い姿は初めてだ。
1時間半ほどだろうか。メインストリートを往復し、ちょっと賑やかな路地にも入って写真を撮った。僕も気が向いたらシャッターを切っていた。そんな時、渚は僕にカメラを向けていることがあった。実は僕も写真を撮られるのは苦手だが、渚になら撮られてもいいと思った。
そして渚が活動限界を迎えた。この暑い日に厚手の白いロングTシャツ姿では、かなり体力を削がれるだろうし、何よりも熱中症が怖い。
「暑そうだな」
「暑い・・・どこか入ろ?」
「あっちにドトールがあるから、そこでいい?」
「あったっけ?」
「渚がいない間に出来たんじゃない?」
珍しく、渚が僕の前を歩いた。ほぼ密着状態である。と言うか、女の子の歩く速度に合わせるのは一苦労だ。でも渚は一切気にしていない。僕はドトールの場所を渚に伝えた。どこにあるかはすぐに分かったようだ。渚がこの街に住んでいた頃と大きな違いは無いから。「時計のある広場」にあるよと言えば通じた。
前を歩く渚から「女の子特有の甘い匂い」がした。僕はその匂いを嗅いだ瞬間、また警戒心が頭をもたげた。この匂いを嗅いでいたら危険だ。僕は本気で渚に恋をしてしまう。ちょっとだけ渚との距離を離した。30㎝も離れれば匂いを感じたりしないものだ。
ドトールに入った瞬間、渚は「はぁ・・・」とため息をついた。若干色っぽい。エアコンの冷気に触れて安堵したようだ。渚はアイスティ、僕はアイスコーヒー。いつもの注文。
渚は席に着いた瞬間、ストローでアイスティを一気飲みして、またカウンターまで行って2杯目を買ってきた。相当暑かったらしい。日焼けを気にして長袖Tシャツ。女の子は大変だと思った。
「写真・・・」
と渚が僕に見せる。渚の撮った写真は上手かったり下手だったりで面白かった。いや、僕は写真を「上手い、下手」では判断しないけれど。そこは今日初めて撮影を始めた初心者だ。「何を撮ったのか分からない」コマも結構あった。渚は上目遣い(コレがまた可愛い)で僕を見る。
「どうですか?」
「んー、もう少し練習した方がいいかな。まだカメラに慣れてないし」
「駄目ですか?」
「駄目な写真は無いんだよ。ただ”好き”って言われるような写真がいいかなってぐらい」
渚はカメラの操作を僕に教わりながら、撮影した写真の中から「自信作」を探して僕に見せた。
「コレはどう?」
その写真は、饅頭を店頭で売っている光景で、お客さんと店の人の手が上手い具合に交錯して「いい感じ」だった。
「コレは好きだな。貸してみ?」
僕はそう言って、渚のカメラの設定をいじって「白黒写真」にして見せた。
「ほら、こうするといい感じになるじゃん?」
「洋二さんって、取説が無くてもカメラをいじれるんですね」
「同じキャノンのカメラだからだよ。コレがニコンとかだったら扱いにくいよ」
「でも、白黒写真っていいですね」(ため息)
「こうやってさ、何枚も撮るのが大事なんだ。上手い下手でなくて、慣れが必要」
「洋二さんが撮った写真は?」
「見る?こんな感じで、10枚ぐらいしか撮ってないけど」
「へえ、凄い。同じ道を歩いたのに、私の知らない所が写ってる」
「なんと言うか、被写体を探す目も大事なんじゃないかな?」
「また教えてくれますか?」
「うん。渚と歩くのは楽しいから」
渚は両腕を逆手に腕を組むようにして伸ばしながら照れ笑いをした。
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