K02




あーあ。

アキちゃんダメだよ友達のことを疑っちゃあ。

悪いのは全部タローくんなのに。

嘘とか本当とか今はそういうのどうでもいいよ。

そんなこと言うアキちゃん面倒くさいなぁ。

今わたしに必要なのはわたしを守ってくれる味方なの。

タローくんを懲らしめてくれる味方が必要なの。

わたしのこと信じない人なんてもう要らない。

アキちゃんが悪いんだからね。

そうだよアキちゃんにも反省してもらわないとね。

みんなもきっとそう思うよね。

だからみんなにアキちゃんの悪いところ教えてあげないとね。

ああそうだ私を信じないアキちゃんの代わりを探さないと。

そういえば丁度いいの居たじゃん。

名前なんだっけいつもわたしのことばっか見てる男の子。

そうそう山川くん。

山川くんならわたしのこと信じてくれるよね。

わたしの味方になってくれるよね。

大丈夫今度は失敗しないよ。

ちゃんとわたしの言うこと聞いてくれれば彼氏にしてあげてもいいしね。















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る