第4話 一日だけでも眠りたい
一日だけでも眠りたい。
思うのは常にこう。
食べたいときに、食べたいし、
動きたいときに、動きたい。
走りたければ、走るし、
叫びたければ、叫びますとも。
もちろん、したいときはありますとも。
けれどもね、できないときもあるのです。
拘束されて、縛られて、
一歩も動けずジダバタと。
ご飯も自然とやってきて、
運動時間は突然に。
一年は、いや一カ月。
一週間でも文句は言わぬ。
この労働に終止符を、
一日だけでも眠りたい。
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