カクコン

 いわゆる読者選考のあるWebコンペである。これがよく分からん。

 数カ月ぶりの投稿で書き方も書き味も忘れていて、文体が合っているのかも分からん。困る。困るが、書き始めちゃったので、何がよく分からんのかを書こうと思う。


 まず、色々な出版社の新人賞に駄文を送りつけてきた経験から、この手のコンペと新人賞はまるで勝手が違うというのは分かる。新人賞よりもっと露骨に商業的な香りがする。香りがするからダメかというとそうではない。基本的にはショバ代をマケてやってる側からすれば、お金にならなきゃ困るんである。


 しかも、できれば中長期的に稼いでくれなければ困るのだ。大ヒットであってくれれば最高だが、そうでなくても、とりあえず怪我なく掲示板に乗って飼い葉代にお小遣いくらいは稼いでもらいたいはずだ。流行りに乗じて競馬要素をいれたが、馬主でなければ馬券を買うわけでもないのでよく分からん。合ってるのだろうか。


 さて、そんなコンペで勝ち残るためには何がいるかといえば、フォローとPVとお星さまです。まず読者選考のバチクソ高い壁を超えないと話になりません。また読者選考を超えたとて。超えたとてです。


 さっきも書いたけれども、商業的に採算が取れそうにないなら取らないわけです。なろうブームが興って廃れて興って廃れて何周したのか知りませんが、すでに膨大な資料があるはずです。このぐらいの数字があれば大丈夫、みたいな数字が。


 賞を取りたいならまあ上位十人くらいには入っておかなければキツいはずである。分からん。拾い上げとやらもあるらしい。まあ、きっと、部門とか出版社ごとに赤を出していい枠みたいなのがあって、採算の見込める枠との差額からこれくらいはいってもいいかな? カナ? みたいに決まるのではなかろうか。分からんけど。


 では、その他大勢の作者はどう対応すればいいのだろうか。


 とりあえず、集客効果という意味でいうと、私の体感では十人とか二十人くらい引っかかってくれるもしれん程度である。読まれたい人にとっては、多少チャンスが増えている。気がする。勘違いかもしれん。


 人によってカクコンに参加してるのは読まないとか、広告が入ってるのは読まないとか、そういう偏屈な選好もあるので、機会損失もなくはない。コスパを比べて少しオトク、くらいだろう。


 ……私も出しました(宣伝)。


 ただこれ、もう何回目だったっけ、何回見ても、広告力勝負というか、宣伝力勝負というか、お友達パワーランキングというか、書き連ねようと思えばいくらでも怪しげな単語を並べられる気配がある。書けば書くほど己が哀れに見えてくる魔法の自虐タイムだ。たとえるなら、クリスマスイブに手首を薄っすらカットしてツイッターなりインスタなり(以下略)である。やらんから分からんけど。


 いったい何を伝えたいのか。


 短編の特別賞くらいなら好き勝手書いても取れる(取れた)から出すだけ出してみたら?

 

 ただ、一応、記しておきます。

 特別賞を取ったとてPVは一ミリも増えません。事実です。一ドットくらいは増えました。事実です。感想はもらえませんし、レビューもつきませんし、お金にもなりませんことよ。


 久しぶりに書いた内容がコレである。

 創作意欲が萎えてきているのだろうか。分からん。面白い話を書けるようになりたいが書けば書くほど下手になる。なんでだろうか――。

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