そうですよねえ。オノマトペ抜きでは成立しない文章ありますものねえ。
20年くらい前のラノベですが、
めきょっずりゅっごしゅっ
ってのがありました。
凄く独特で、印象に残りました。
そして、オノマトペは本当にセンスの問題だなあ。とか思います。
オノマトペが幼稚……。
何故? 言語センスが優れている人は、なるほど! と思わせる見事なオノマトペを考えるのに……。
最近だとカクヨムの書き手さんで。
胸を「もんまり」と揉む。
と言うオノマトペがあって、この人の言語センス凄い! と改めて驚かされたりしました。
胸を「もんまり」と揉む。なんて、なかなか浮かびません💧
私は「もんまり」は秀逸なオノマトペだと思うんですけどねえ。
もしや、問題になったオノマトペは、
「キキキキキキン! ガキッ! キンキンキン!!」
と言う感じの戦闘シーンの剣激の部分で、なろう系の作品ですか?
私はあれはあれで創意工夫をされていたと思ったのですが。
KADOKAWAファンタジアが富士見ファンタジアだった頃の作品に、
――キンッ!
――ザシュツ!
――ザシュツ!
と言うオノマトペを使われている作品がありました。その戦闘シーンは味気ない感じはしましたが、作品全体としては面白かったですねえ。(全巻は読んでないですが。そもそも完結したんだろうか?)
オノマトペは小説には欠かせないものだと思っている私です(無くても成立するけど、あった方が伝わりやすいかなあ。と)。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ホラーやポルノなど情感に訴えたい作品は擬音にこだわりがあるように思うことが多いです。
幼稚と思われがちなのは、やはり物事を単純化する方向の言葉だからだと思います。文章で書きつくしていないというか、そんな感じでしょうか。
「もんまり」はたしかジミー大西だったか誰かが使ったオノマトペだと思います。うろ覚えなんで自信はないですが。
編集済
高橋留美子の「ちゅどーん」と、松本零士の「ドテポキグシャ」は漫画オノマトペに於ける大発明だと思います(こじんてきなかんそう)。
そういやラノベとか萌え系漫画・ゲームで多用されがちな「ぐぬぬ」って分類上オノマトペなのか台詞(感動詞?)なのか時々解らなくなる。
追記)
"ぐぬぬ"は、例えば漫画で悔しがっているキャラの横に描き文字で添えられていれば擬態語、吹き出しに台詞として描かれていれば感動詞、という解釈も出来そうですな。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
同意します。くわえるなら手塚治虫とも言われる無音の擬態語『シン……』でしょうか。
ぐぬぬは擬態語と教えることが多いそうです。感動詞かどうかは専門家でも議論が分かれそうなところ。
このオノマトペの豊富さ、外国人の挫折・感動ポイントなんですよね。
[追記]
なるほど。いい解釈かもしれません。吹き出しなら実際にそう発話していると意味ですからね。
とつぜん、けいほうのおおきなおとがきこえてくる。 けいほうがなりやみしずかになると、ガチャガチャとけいびのまもののくるおとがする。 ぼうけんしゃは、「めんどうなことになった」とおもいはじめた。
例の*いしのなかにいる*ゲームに登場する一文です。馬鹿っぽいですが、これはこれでわりと好きです(思い出補正
オノマトペは一周まわって肩肘張ってない感じがするので好きですね。しかし使い過ぎはあまり好きじゃないです。例えばキンキンカンカンだけで戦闘の全てが描かれているなど。個人的に読む気が失せます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ウィザードリィの描写はシンプルでいいですね。元が英語なのも大きいかもしれません。分かりませんが。
気の毒な目に遭われた方は賞コンペを通った商業作家なので、もっとシビアに、そう思われる方を読者層に想定していないだけかもしれません。
文学でなく完全にエンタメよりだけど
ガンダムSEEDの外伝小説のウェブ版(縦書き)では主人公MS(ロボット)が敵MS(ロボット)を斬りつける時
ザシュ
※縦書きの斜め配置でマンガの吹き出しというかマーク化(画的形的な)してる。
と文字通り形をデザインされまくったオノマトペが出てきた時はスタイリッシュさを感じた。
文打ち込むだけじゃ無理なやり方だけど
こういう方法でカッコよさを演出するやり方はなるほどと感じた。
オノマトペも悪くはないと思えたもん。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
タイポグラフィですね。夢枕獏の小説や、上手なワニのつかまえ方とかが有名ですね。私も好きです。