編集済
なぜ左右にこだわるのかしら、「首を横に振った」でいいのではないかしらん、と読みながらおもいました。
副詞は、ほとんどの場合は用言の前に置かれる言葉です。
なので、「首をゆっくりと左右に振った。」だとおもいます。
追記。
なるほど、おっしゃるとおり。面白いですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
慣用句を知らない方がいたり、文脈で判断できない方がいたりするので、誤読を減らす目的で映像として描写しているから、が私が方向をくわえる理由ですね。
用言の前に置くなら「首を左右にゆっくり振った」になるのでは。分かりませんが。
国語のテストではないので、創作における正しい語順は目的が先立つがためによく分からなくなるよね、というお話です。
モノがプログラムなら話は簡単なんだけど、難しいですね、可読性問題。
例えば赤川次郎のように一見シンプルの極みでその実極限まで削ぎ落とされた文章って、読む方からすればマネしやすい気がするのですが……これが逆に難しい。語順もですが、そもそも何処まで削って良いのか、ほっとくといつまでも終わりませんな。
逆に坂口安吾や谷崎潤一郎のようなペダンチックでテクニカルな文章は、そもそも書く方の地頭と知識量が相当な高みに無いと先ず以て書くこと自体が不可能(^^;
シンプルな読み味で読み手にフックを掛けるなら、作詞家の大津あきらの手法が取り敢えず入りやすいのかなと個人的には思います。(これもそれなりに書き手のセンスを問われるので言う程簡単でもないのですが)
大津あきら、歌詞を検索すると気付かれると思いますが、所々に誤用にしか見えないワードをぶっ込んで来るんですよね……最初はマジで誤植かと思いました(^^;
作者からの返信
コメントありがとうございます。
どちらかといえば、シンプルな文体のほうが難しいように思います。
ペダンチックな文体は、調べたことを要約せずに組み立てればらしくなるので、再現自体は割と簡単です。もちろん、時間と労力はかかりますが。
歌詞の場合、音楽との兼ね合いもあるので、語順は特殊になりがちですね。
編集済
考えれば考えるほどゲシュタルト崩壊して正解が分からなくなる現象ありますね。
可読性が高い文章とは、より普遍性のある見慣れた文章ということですから世間での頻出度によって定量化できそうな気がしました。下に某先生での検索結果を示します。
a. "ゆっくりと首を左右に振った" 約 40,500 件
b. "首をゆっくりと左右に振った" 約 2,770 件
c. "首を左右にゆっくりと振った" 約 5,060 件
d. "左右にゆっくりと首を振った" 約 7 件
e. "左右に首をゆっくりと振った" との一致はありません。
この結果によれば、a. がもっとも読みやすいと言えます。
P.S
見慣れた構造の方が初見で認識する速度は上がる仮説に基づいて調べてみましたが、言われてみればこれは「書き手にとってもっとも思いつきやすい文章」でしかないのでイコールにはならないかも知れないですね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
専門的な意味であれば、語順の悩みはゲシュタルト崩壊ではなく、個人の選好の違いと思います。
また、検索結果が多いというのは、そう書いている人が多いという意味で、それが読みやすいという意味にはならないかと思います。
なんなら、eは珍奇性が高いのでおぼえてもらいやすい=読みやすい、となるかもしれません。
わかりませんが。
[追記]
見慣れた文章は読み飛ばす(目が滑る)という話もあります。作者は書いた文章を読んでもらいたいのだとすると、読み飛ばせたらダメかもしれません。もちろん、可読性の定義によりますが。
始めて拝読させて頂きます<(_ _*)>
そしてコメントさせて頂きます。
改めて宜しくお願い致します。
私はリズムで決めてしまいますねえ。(まだ、試行錯誤中ですが)
ゆっくりと首を左右に降った。
私だとこう書いてしまうかなあ。
どんな風に、何を、どう動かすか。で決め勝ちです。
そして、ありがとうございます!<(_ _*)>
この前病院行ったとき、地元の本屋で筒井康隆先生の著書取り寄せ出来ました!
来週には届くそうです♪(嬉しい♪)
こんなにすんなり「取り寄せ出来ます」と言われたのは久々でした!
教えて頂き誠にありがとうございます!<(_ _*)>
作者からの返信
コメントありがとうございます。
どれも意味が通って、それぞれ理由をつけられるので、試行錯誤しかないんですよね。
あと「ゆっくり」は副詞なので、小説なら減らすべきだという方もおられます。
本、手に入りそうで良かったです。
編集済
「ゆっくりと振る」「左右に振る」よりも「首を振る」の繋がりが強い(首を=必須補語)と思います。
なので個人的には、意味が分かりやすく読みやすいのは必須補語「首を」が先にくるパターンです。
ただ、補語の作中における重要度によってこの「必須補語優先原則」は劣後すると思います。
どうでもいい「水」、大切な「グラス」、重要な「少しずつ」の場合。
グラスに少しずつ水を注ぐ。△
グラスに水を少しずつ注ぐ。◯
少しずつ水をグラスに注ぐ。◯
少しずつグラスに水を注ぐ。△
水を少しずつグラスに注ぐ。△
水をグラスに少しずつ注ぐ。△
逆に「水」が重要で他がどうでもいい場合。
グラスに少しずつ水を注ぐ。◯
グラスに水を少しずつ注ぐ。△
少しずつ水をグラスに注ぐ。△
少しずつグラスに水を注ぐ。△
水を少しずつグラスに注ぐ。◯
水をグラスに少しずつ注ぐ。◯
少しずつグラスに水を注ぐ。はなんだか違和感あります。
言うまでもないと思いますが、これは全て個人的な見解なのであてになりません。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一読したときは『少しずつグラスに~』に違和感を覚えたのですが、返信前にトイレ行ったりなんだりして読み直したら違和感が消えてました。怖い。
『この語順が美しい』とか無責任に言い始めた人がわるい。わるい。
はじめまして。
コメント失礼致します。
文章って考え始めると、何が良いのか分からなくなります。
現在感覚でしか書いていないのを、何とかすべくこちらのλμ様の『創作のナゾ』で勉強させて下さいませ。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私自身よく分かってないものを公開しているだけですが、なにか創作の手助けになれるなら幸いです。