スラップスティック:ボケは作者、ツッコミは読者に!

スラップスティック・・・横文字はあんま使いたくない。

あんまり一般的では無いお笑い用語です。

今でいうマウント取りのビジネスの道具に

ワケ分からん用語が多用されてるから

出来るだけ横文字は使いたくない。

例えば、これからのプラットフォームをリスクヘッジするには

レソリューションをイノベーションして

プライオリティーを高めたクラウドワークスを・・・

人が良く知らないし聞いても無い自慢話・・・

ずーっとやると怖いですよねー?

文章は最速で最短のニュアンスで伝えないと

変な話、嫌な匂いがします。

オチが見えないモノとかは特にコレ。


スラップスティックの方に話を戻しましょう。

かいつまんで言うとツッコミ不在で成立するお笑いです。

例えて言えば主人公達は平然としてますが背後では大捕り物。

ひいては異形の化け物が右往左往してるのに

それとは関係なしに物語が進んでいくような流れ。

古くはチャップリンの身体を張った動きだけで見せる映像だったり

映画「ホット・ショット」や「裸の銃を持つ男」みたいに

ツッコミ所だろ!って思っても視聴者しか指摘しないシチュエーション。

それがひどく面白かったりするんですよね。


ですが、文章にそれを盛り込むのもやはり至難の業。

お笑いの動きに起こしても、要はウケなければ

寸劇としても捉えられません。


そこで活躍するのが空知英秋先生が少年ジャンプで連載して

さんざ終わる終わる詐欺をしていた「銀魂」。

本当に終わるとエヴァンゲリオンぐらい虚しかったりします。

作品中では万事屋の志村新八くんが「オィィィィ!!!」

と突っ込むのが定番になってましたが

銀魂ギャグも新八くんが回収できない程に

読者が「え・・・」ってなる裏を欠いたり

インパクトの極みみたいなギャグの畳み方があります。


「銀さんは歌舞伎町を歩いています」と言う描写を


「銀さんはケツに刀が刺さったまま歌舞伎町を歩いています」

「万事屋にとってはそれが日常でした・・・待たんかーい!!」


と作り替えるだけでもかなり違うんですよね。

待たんかーい!!は余計な確率が高いですが(新八くんごめんね)

それをオリジナル作品でパロディするとあからさまにバレるんですよね。


ですので、何かしらの作品に出てくる平凡な人間が居たとしても

「彼は漫画を描くのが好きな青年です」を


「彼はエイリアンを飼育しながら少女漫画を描いています」


等、ツッコミ所を叩き込むと掴みとしていいのかもしれません。


エイリアンに恋愛を想起する様な特殊能力があったとしたら

普通の人に潜む非凡さの表現に繋がるのではないでしょうか。

(あくまで参考程度の話と思って下さい)

作者が自分のドコを突き出すか

(変な意味じゃないです。精神的な意味です)

これ面白いなって思ったところが種になるとおもいます。


私はタイトルに偽りなしの作品を作りたいと考えてますが

オチから考える方です。鳥は自由に飛んでいるけど

降り立つ場所を知って無ければ出来ない事です。

これだ!と火をつけて爆発して飛んでも

着陸する時には上手い事やる。そういうのに憧れます。

いつも不時着なんですけどね。


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