第7話 わたし、転校生になったよ。
校庭のグラウンドをつっきって、校舎に入ってうわばきにはきかえた
「じゃあ、先に教室でまってるね♪
「わかってるよ
ミコには指一本ふれさせない!」
わたしに変身した
(ややこしいからこれからは、ミコ
「学校では、ボクが
「わかったぜ!
ミコ
「…………はぁ。ダメだこれ」
「?? どうした?
ミコ
「
いい? 学校ではボクたちに、絶対に話しかけないで!!」
「…………わかった」
「よろしい!!
じゃ、ニコラちゃんは、
大丈夫、校長先生は事情をしってるから♪」
ミコ
・
・
・
そんなわけで、わたしは今、
「いやー、さすが
校長先生は、
なんでもおととい、わたしのために
あとついでに、トイレにいたオバケも成仏させたんだって。
「さすがは、
あたまがぐるぐるする。
アメリカの大学に留学して、そこを卒業してるからだって。
すっごいカシコイんだって。
あたまがぐるぐるする。
「
ぜひ、特別
あたまがぐるぐるする。
校長先生が、相生くんのことを先生ってよんでいる。顧問ってよんでいる。(顧問って、たしか先生のパワーアップ版だよね??)
なにがなんだか、わけがわからない。
わからないけど、とりあえず、校長先生はわたしと
わたしが神様の生まれ変わりで、三人のナイトに護衛されてるって。
コンコン。
「失礼します。
明るい関西弁のトーンで、わたしのクラス、五年二組の担任の、こまち先生が入ってきた。
ヘンテコな名字だから、みんなこまち先生ってよんでいる。
こまち先生は、入ってくるなりゴキゲンだった。
「ええー? この娘が、変身した
でもって、こっちが
これでようやく、ウチの負担がへります。めっちゃ助かる!」
え? どういうこと?
「こまち先生は、
未神楽さんが入学してから、ずっと護衛を頼んでいるんだよ。
日本有数の
え? そういうこと?
「そんな!
どういうこと? またお父さんがほめられた。
「
……そうなんだ。あのしょぼい術、そんなにすごかったんだ。
校長先生は、苦笑いしながらいった。
「おいおい、こまち先生。きみがぺーぺーなら、日本の
「とんでもない!
もう、常識では考えられんくらいの強さです! めっちゃ強い!」
そうなんだ。やっぱり
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなると、こまち先生があわてていった。
「あ、もうこんな時間!? ほな、
「あ、は、はい」
「はい!」
わたしは、こまち先生につれられて、二階にある五年二組の教室に向かった。
ううう……緊張するなあ。うまく
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