第4話 イケメンナイトと一緒に住むことになったよ。
『ミッションコンプリート!』
「ミコちゃん、いま、鏡からだすね♪」
わたしに変身していた
「♪
わたしに変身していた
わたしに変身していた
とたんに、あおみどり色の部屋がきえた。そしてわたしは、うす暗い夜の
目のまえに、カワイイ
「おつかれさま。つかれてない?」
「え? わたし、鏡の中でおうえんをしていただけだよ?」
わたしが首をかしげながら答えると、
「とんでもない! 僕たちナイトがあやつる三種の
え? どういうこと??
「そして、
え?? どういうこと????
あと『なっちん』?? ってなに??
「本当。アレがないとヤバかった。先生の足どめがなかったら、気合だけじゃどうしようもなかった」
「そうそう。剣の
お父さんは、テレテレしながら頭をかいた。
「いやー、それほどでも?」
頭がグルグルしてきた。なんにもしてないわたしと、なんだかしょぼいサポートをしてたお父さんが、すっごくほめられてる??
ほんとうに、どういうこと????
頭がグルグルする。でも足はフラフラしない。今日はもう、鬼はおそってこないのかな?
テレテレと頭をかいていたお父さんは、急にシャキンと大人の顔になった。
「もう、九時をとっくにまわっている。こどもは寝る時間だよ。
「はい!」
「はーい♪」
「まだ眠くないよ!」
お
お父さんはすっごく真面目な顔をしていった。
「三人は、今日から
え?? どういうこと????
「ミコ様には、指一本ふれさせません」
「ミコちゃん! これからよろしくね♪」
「ミコ! オマエは
え? わたし、きょうから三人といっしょに住むの??
クールで知的なメガネイケメンの
ひょっとして、恋愛占い当たってる? 今月の
「えっと……よろしくね」
わたしは、せいいっぱいカワイらしくみえるように笑顔をつくってほほえんだ。
「さあ! あいさつもすんだことだし、こどもはもう寝る寝る!」
お父さんは、ちゃんとシッカリ大人らしくいった。魔法……じゃない
わたしは、お家に帰って自分の部屋に入った。そして、お布団にもぐりこんでから、とっても大事なことに気がついた。
「ああ! お
せっかくの一年に一度のチャンスだったのに……わたし、本当におっちょこちょいだ……うううぅ……本当に不幸だ。
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