第2話 俺らが子育て!?

12月のクリスマスが近くなった18日、学校から家に帰ってくると母親が俺らの部屋で待っていた。


芽生「これから年末で私忙しくなるから、お世話よろしくね。やり方は執事たちに聞いて」

たく「は?ガチでオレらが育てるの!?」

あい「あーい!あーい!きゅぴぃ!」

あお「たっくん、この子喜んでるからいいじゃん!」

たく「まぁ、いいか」


俺が割り切ることはあまりないが、仕方ない。

この子の将来は俺らが育てないといけないから。


あい「きゅぴ、きゅぴ!」

たく「どうしたの?」

あい「あい!」


何してほしいのかというと、遊んでほしいとのこと。遊ぶ暇ねぇのに・・・。でも赤ちゃんの子育てってミルク飲ませたりおむつ替えたりしないとおいねぇんだっけ?そなったらもうやるしかないか。


10分間俺と愛央が遊んでると次第にあいちゃんがぐずりだしてしまった。遊んでいる間にぐずるとミルクかもしれない。まぁミルクは作ってあるし飲ませるか。


あい「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

たく「ミルクだな」

あお「たっくんすごいね!あいちゃんのお世話できてて!」

たく「俺慣れてねぇんだけど」

あい「きゅぴきゅぴきゅぴ・・・」


よく飲んだあいちゃんはそのうちにぐっすり。お腹が空いて眠かったのだろう。


時刻は16時。勉強も、休憩取って、やらないと。ということで少し寝ようと思ったところであいちゃんが起きて泣いてしまった。しかもギャン泣き。


あい「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

あお「たっくん!あいちゃん、かなり泣いちゃってるよ・・・」

たく「愛央があやしてあげれば?」

あお「・・・うん!愛央、頑張る!」

あい「ひっく、ひっく、きゅぴらっぱぁぁ!!!」


なにこれぇ!?って思ったこのきゅぴらっぱぁだが、これはあいちゃんのおまじないらしく、遊び道具や愛央と俺を助けるものがでるらしい。


ぷかぷか飛んで俺のところに来ると、愛央が変わっているのをあいちゃんが見せてくれた。


あお「たっくん!あいちゃん、すごいよ!」

あい「しゅごーい!」

たく「はぁ!?愛央めちゃ変わってるし、あいちゃんが、喋った!?」

あお「あいちゃん!すごいね!」

あい「しゅごーい!」


まだこの子産まれて1週間だろ!?もう喋れんの!?すごっ。愛央はあいちゃんのことをぎゅーって抱っこしていた。


あいちゃん、穏やかじゃない。

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