突飛ながらベタな導入を、丁寧に且つ端的にリアルな描写でサクッと締めている良作
青春とモラトリアムはセットであるその人々達はやがて時期が来るとモラトリアムの世界を忘れる。それは大人になったという証のようになる。しかし一部の人々はモラトリアムは無くならずモラトリアムの中に生きる。モラトリアムとは何か…子供から大人への成長とはどういうものなのか…この作品には、その答えのキーがある。一読必須!
たった一話ながらも惹き込まれる文章と、一人の少年が目指すものを見つけるまでの過程がしっかりと描かれており、かなり纏まった話になっていて面白いです!。