作品のトーン、テイストについて。




 小説全体を通して作風といいますか。描写のトーン、テイスト。

 とても大事ですよね。


 シリアスな作風やコメディ的な作風、ダークな作風などなど。

 小説には、それぞれの色があり、傾向があります。このトーンやテイストを統一することは、大事。


 そのトーンを決めるのが「書き出し」であって、ここが全体のトーンを決めるのですが。


 うん、わかっているよ。

 すっごくわかっているんだけど。


 ときどき、やらかします。


 現在公開している作品。


 【王朝流離譚】限りなく無慈悲な皇子の溺愛 〜超絶不憫系の主人公は薄っぺらな愛情なんて欲しくない〜

 https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935


 冒頭三話が、とくにシリアスです。

 ダークファンタジーような雰囲気ではじまり、中途では、かなりコメディタッチになっています。

 そのコメディが面白いと、みなさまからコメントが。


 考えてしまいました。

 この作品、冒頭がかなりシリアスなんで、そのコメディ部分に到達する前に残念なことになっているのかもって。


 で、ついでに申しますと、わたし、根っからの小心者。

 ガラスメンタルのくせに、時々、暴走して周囲を混乱に導く癖があります。


 みなさま、そんなガラスメンタルだから。

 どうか、下記について、平に、お許しくだされ🙏

 実は、今回『ドラゴンノベルス大賞』の応募した作品。


 中盤からコメディ要素に合わせて、冒頭のダークファンタジー色を少し弱めて書き換えました。


 私の書く癖なんですが、最初の一話を書かないと、先の構想が浮かんでこない。

 いつもそうで、とりあえず二千文字ほど書いてから、うん、このイメージで大丈夫か。なんて納得してから、全体の構成を練ります。



 今回、最初はダークファンタジーにと思って書き始めたんですが、構成していくうちに、暗くなりすぎて、やはり自分の書く作品は、読まれる方が元気の出るような作品。笑えて感動できる作品にしたい、なんて思ったのです。


 そんな訳で、全体の作品トーンを統一するために、こっそり、冒頭三話、変更しました。


 ひらに、ひらに、ウーシャンはじめ、ダークになりがちなヘンスも叩頭しております。シャオロンは逃げてますけど。


 しっかり者のウーシャンなど、大事なおくれ毛を垂れ下げながら、男の色気を発散して謝罪しております。


 三回、床にはいつくばって謝らせますから、どうか、あの、冒頭三話を書き換えましたこと、お許しくださいませ。


 最初に読まれた方、ま、誠に、す、すみません。


 全体を、少しコメディタッチにマイルドにしています。

 特に、奴隷商人の金もち宅の酷い場面はカットしました。(この物語と本質的には関係ありませんので)



 この作品を最初からお読みくださった方々。

 途中からお読みくださった方々。


 いつも、素敵なコメントで、励ましてくださって、本当にありがとうございます。嬉し過ぎて、アクセスが伸びるたびに小躍りしております。


 第5章が終わり、最終章はあと四話。6月29日午後12時過ぎの公開で完結します。伏線の回収など一気にしていくつもりです。

 最後まで、お付き合いくだされば、幸いです。

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