読むきっかけを与える小説は、8秒で興味を惹きつけなければならない!




 


 もう一回、書いておきます。


 


 人間が興味を持って頑張れる時間は、たった8秒なんだそうです。


 2013年マイクロソフトが実施した研究結果によりますと。


「You Now Have a Shorter Attention Span Than a Goldfish」

(直訳:現在、あなたが注意をもてる時間は、金魚よりも短い:これを意訳すると、アメが注意を持続できる時間は、金魚のそれよりも短い)


 この研究には笑いました。


 人が集中して持続できる時間は8秒だそうで、金魚は9秒だそうです。負けてる。

 金魚に負けてる。


 大丈夫か、人類!


 カクヨムで書く人にとって、さらに、小説を書く人にとって、これはものすごく重要な意味が隠れていると気づきました。


 なにせ、8秒しか集中できない人類。だから、その8秒で魅了し興味を持たれないと、作品から逃げられるという意味にもなります。


 み、短い。

 せめて、一時間くらいは集中して読んでいただきたい。


 一時間あれば、カクヨム2000文字を1ページの字数で換算すると、48ページ読めることになります。


 48ページ×2000=96,000文字


 つまり、10万文字弱の長編が一冊、一時間ちょっとで読めるってことです。


(*わたしがカクヨム内で2000文字ちょうどを、どのくらいで読めるかストップウォッチで測った結果。1分25秒でしたので、その数字で計算してみました。難しい漢字の多い歴史作品でしたので、たぶん、もっと容易い作品だと、1分くらいで読めるかもしれません)


 別の研究では、大人が勉強に集中できる時間は、だいたい15分だそうです。15分集中して、休み、また繰り返してを続け、約50分は集中できるとか。



 これから、さらに考察すると。

 8秒で興味を惹きつけ、約50分、その小説を集中して読んでもらえれば、その翌日には、おそらく10万文字の長編なら、読み切ってもらえるでしょう。


 人の、金魚より短い注意を惹きつける時間、8秒。

 この8秒で注意を引くためには、タイトルと冒頭の数行が重要なんだと言い尽くされていますが、マイクロソフトの研究からも明らかになりました。

 面白いですよね。


 カクヨムの「異世界ファンタジー」ジャンルを含め、タイトルで内容がわかることが大事とWEB小説では言われていますが、その理由はこんなとこにもあるかもしれません。



 *****************



『第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト』が開催されます。


 エッセイなどで、参加なさると書かれている方もちらほら。


 わたしも参加予定ではあるんですが、なにせ、まだ、2万文字も書けていない。世界観の構築に手間取って、1日に1000字も書ければいいほうなんです。


 このペースで行くと、10万文字を書くのに、100日は必要になりそうで、間に合わないのですが。

 これは、まだ、構成もできてないので、仕方ないです。


 今回の世界は、中華系王朝が舞台です。ファンタジー作品です。

 最初は、ダークファンタジーとして書き始めたんですが、ちと変更しました。


 今は、まだ、ノートに、『巨雲じゅゆん帝国』の世界地図を書いている段階で、もしかすると、中華系が舞台のSFファンタジーになるかもしれないって、それくらい、覚束ない状態です。


 さて、5月2週目か3週目くらいを目処に新作を公開する予定ではあるんですが、少なくとも5万字は書いてからにしたいと思っています。


 無理かもしれないですが。


 これまでの作品以上に、さらに面白い作品にしたいと頑張っています。

 とりあえず、書いてみた冒頭は気に入っています。


 ワクワクして、ドキドキする異世界ファンタジーにしたいと思っています。


 で、8秒ルールなんですが。


 タイトルですよね。

 仮タイトルを考えました。



『“甦りし黒竜の歌を” 〜スラム街で育ち、とんだデスゲームに巻き込まれ、ひたむきに生き抜く(つもりじゃない)少女の物語〜』


 どうでしょうか?


 ************


 下記の作品は完結しております。お読みいただけると嬉しいです。


『転移したら「光源氏」が本当に光っていた件について 〜光源氏は事故案件!〜』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330651786439222

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る