「注目の作品」カクコン8



 今から3年前です。最初のカクコンに参加した時──

 なにもわからない私は、いろいろエッセイを読みながら、カクコンとは何かを調べ、「カクヨムWeb小説コンテスト6」に参加しました。


 ウエブ小説という世界もはじめてでしたので、先人のエッセイなど、とても助けになりました。ともかく、わからなかったのです。


 当時、最初に知ったのは、作品を公開するのに12月1日の初日がいいということです。エッセイに知恵として書かれておりました。


 理由はコンテストの運営にあります。

 12月1日からの一週間、カクヨムのメイン画面、普段なら「注目の作品」として、十一作品がピックアップされる場所です。


 この最も目立つ場所が、カクコン用になり、注目作品が掲載されるからです。


 昨年までの仕様だと、最初の一週間、この注目作品はランダムに掲載され、そこに掲載されることで読者を獲得できるというのが理由でした。

 目立つ場所に掲載されれば、読まれるケースが増えます。スタートダッシュして、多くの読者の方を獲得できる。


 もっともです。

 ここに掲載されれば、目立ち、読まれる頻度も増えるでしょう。一週間後はランキング順位で掲載されますので、上位のファンの多い人気作品しか掲載されません。

 とくにはじめてカクコンに参加する人にとっては、まず、一週間後の「注目の作品」に掲載されることは不可能に近いでしょう。


 だから、12月1日から一週間が勝負なのです。


 なんていうか、サバイバル。

 こういう勝負事、クッて笑ってしまいます。

 面白いなって思います。楽しむことが人生だ、がテーマなんで。


 自宅に閉じこもってばかりで、仕事から離れている私には、とても刺激的でした。負けてしまう側であってもです。



 また、公開する時間も大切だそうです。

 何時に公開するか。

 そのことも悩みました。


 これは作品の傾向と、読んでほしい読者の方がよい時間帯に合わせるといいのかもしれないです。


 それが、わからない場合。

 お昼休みの時間か、夜の時間でしょうか。午後五時から八時くらい?

 しかし、この時間は多くの方が公開します。逆に、その時間を外すということもありかもしれないです。



💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭



 最初のカクコンに参加したとき、作品を12月1日に公開しました。異世界ファンタジーとミステリーの二作品でした。


 二回目のカクコン7では、ミステリー作品を一ヶ月前から公開しました。この時も、異世界ファンタジーとミステリーの二本立てで参加したのですが、異世界ファンタジーは12月1日に公開しました。


(1日前に公開するのはリスクがあります。というのも中間を抜けるための評価は、12月1日からの星数とかレビュー数だけであり、その前は無効になるからです)


 さて、結果ですが。中間突破ができなかったのは、二回目の異世界ファンタジー作品だけで、他の作品は、中間は突破できています。


 前回の12月1日に公開した異世界ファンタジーがダメだったのです。


 この時に気づいたのですが、異世界ファンタジーの層の厚さです。魔界と言われていますが、まさに魔界でした。

 普通の底辺作家が突入できるジャンルじゃない。

 初参加のとき、中間突破できたのが奇跡だったのでしょう。


 この結果から、はたして12月1日公開というのは、それほど重要なのかということです。


 一話目を読んでもらえる機会が、少しは多くなる。その程度のことなのかもしれないと感じています。

 でも、一話目で終わってしまえば、それまでだということです。



 12月1日から一週間の「注目の作品」掲載を軽視してはいけないのですが。思ったほどの効果はない。大事なのは、一話目から引き込める内容か。あるいは、タイトル、キャッチコピーが魅力的か。あらすじはうまく書けているか。


 などなど。カクコン参加において、大事なことは公開時期とは別に多くあります。


💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭



 さて、カクコン8、新作、なんとか、10万文字、初稿は間に合いそうです。

 今、最終章を書いているところです。


 これから、校閲が大変なんですが。


 一部、薄くホラー要素のある作品になっています。

 ホラー、苦手ですが。陰陽師の呪詛から、そうなっていきました。


 最初、書けないと叫んでいたのは、物語の冒頭第一節がむずかしかったからです。

 時代の雰囲気を描写するのに、苦労しました。1000字書くのに二日は必要で、でも、そこがうまくいったので、なんとか、カクコンに間に合いそうです。


 お読みくださると嬉しいです。

 12月3日から公開予定です。



「陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜」


 主人公は霊を信じる女性です。


 実は、わたしは幽霊とか信じないほうなので、主人公のキャラ作りには苦労しました。


「幽霊の正体見たり枯れ尾花」

 幽霊も、その正体を確かめてみると、実は少しも怖いものではないというたとえ、けっこう好きなんです。


💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭 💭


 みなさま、ご一緒にがんばりましょうね。

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