恋愛心理ミステリー
『闇に近づく薄墨色』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427123188943
完結いたしました。
お読みくださった皆様。レビュー、お星様、校正いただいたことなど、本当に感謝にたえません。ありがとうございます。
完結後、お陰様でミステリー週間ランキングが2位まで上昇いたしました(1月17日現在)。1月21日には1位に上昇、すごく嬉しかったです。
この作品、昨年10月に公開しましたので、カクヨムコンに応募するには、公開日が早すぎます。だから難しいとは思ったのですが、次回のカクヨムコンのためにも、どういう結果になるか知りたくて、あえて、早くから公開してみました。
もう一つ。早くした理由は、異世界ファンタジー作品を同時にカクヨムコンで公開する予定でしたので、両方を共に書くのは難しいと思った訳もあります。
『姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜』
https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250
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『闇に近づく薄墨色』
このサスペンス作品、たぶん好まれる方と嫌われる方が両極端になりそうだと思いながら書いてました。そして、ミステリーとしての謎、最初から伏線をはっていたんですが、はりすぎて謎がわかってしまうと不安も感じながら書いてもおりました。
中途で歴史的な教育問題を含めましたので、いいカモフラージュになったようです。
作品は、人間の心理、恋愛にふりきったサスペンスです。
ここに書いた正反対の性格を持つ男たち。冒頭、この男たちの登場の仕方は、あまり魅力的とはいえません。
この二人の男たちが、作品を読み終わったときに、ぐらっとくるほど、いい男であってほしいと願って書いておりました。
【この先はネタバレを含みます】
主人公の名前は陽菜子、これは太陽を意味し、後半に出てくる妹の美月子は月。太陽に対する月と対比しました。
作品のなかに書いたミステリー部分は、父親の自殺と玜介の刺殺。監視ビデオの見守る密室状態のなかで起きた殺人事件。主人公を追い詰めていく上で、玜介の父親との関連が鍵にもなり、また、破滅型の性格に玜介がなった理由でもあります。
もともと、謎を推理するよりも、人の心の複雑さ、その動き。なにより、大人の恋愛の難しさとアンニュイな関係を書きたかった作品です。
ここを書くのがすごく楽しかったです。
なんなら、もう一作、さらに濃く恋愛と心理に極振りしたサスペンス作品を書いてみたいと思いました。
大人の恋の駆け引きを背景にしたような作品です。
書いてる途中で、ミステリーではなく、男女、あるいは同性愛の恋愛物語も書きたくなりました。
都会の夜、暑い南国の夜、雪ににじむ夜。
そんななかで二人が、あるいは、三人が恋に揺らぐなんていう新作です。
今の時代。こういう作品があうのかどうかわかりません。でも、自分で読みたい作品が、こうした物語なのです。
おそらく、もっと上手い作家の方なら、もっと胸が高鳴るような、ジレジレする感覚を書けるのでしょう。そこに近づけるように、がんばります。
さて、作品には二つの大人の恋を書きました。
破滅型の男に溺れながら、彼を殺したいと思う女。
優しく守ってくれる男に癒されながら、愛に不安を感じる女。
女は愛を知らないのです。
どの男にも本気になれない。
女の求めるものは、現実的ではないからです。それは愛のない育ちからくる葛藤でもありました。
この女は怖い。自分が傷つくのが怖くて、何重にもはりめぐらせた鎧から抜け出せなくなっていました。
その結果、爆発した感情。
この作品、実はまだエピローグがあります。
公開していないのですが、それによって、最後の謎が解ける仕組みになっております。
今、書いております。
もう、しばらくお待ちくださいませ。
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この作品を書いておりましたら、1年前に公開した、もう一つのミステリー作品
『聖女と悪魔:修道長マザー天神ノ宮の朝は祈りからはじまる』も、一緒に読んでいただけているようで、お星さまでいただき、ランキングがアップしたとお知らせがありました。
この場を借りて、お礼申し上げます。本当にありがとうございます。
現在、まだ更新している、カクヨムコン作品もよろしくお願いします。お読みいただければ天にも登る気持ちになります。
『姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜』
https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250
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なあ〜〜んて。
すっかり脱力してるんで、むっちゃ、真面目な文章になっちまいました。テヘポロ♡(あくまでも、テヘペロじゃない)
これからも、さらに面白いと言っていただけるような作品を書きますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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