【イベント参加】#疾走! 背脂パンダ



 背脂パンダが、帰ってきました。

 なんのことかわからない方。


 しばらく、ご病気でカクヨムを休んでらしたパンダが、復帰イベントを開催されて帰ってきました。


 このイベントでは、冒頭2行の文章が決まっていて、その続きを好きに書いてくださいという内容です。


 ちなみに詳細は下記。


 背脂パンダ主催の1週間限定の【小さなイベントを開催】

 https://kakuyomu.jp/works/16816452221290903720/episodes/16816700427793300354


 おおって思っていたら、もうすでに、書かれている方がいて、完全に出遅れている。

 とりあえず、お祭り女アメ。


 イベント参加、いきま〜〜す!!


 ***************



 パンダは走っていた。白と黒の毛並みが風に流れてゆく。

 息が上がる。目の前がゆがむ。しかし止まれない。なぜなら背後から―――


 近況ノートが走ってきたからだ。(この文章でおかしなところはある。ま、細かいことは気にするな)


 綾束乙さまの近況ノート。それによると……、


 なんと、コルヌイエホテルでアメ主催のパーティがあるという。

 え? そんなパーティがあるのって思った、あなた。

 わかるよ、私も、えええ? と疑問に思った。


 主催者が知らなかった。そして、主催者不在のまま、すでにそこには続々とパンダ復帰を祝って集合しているらしい。


 主催者アメ、まだ自宅だ。


 しかし、これは主催するしかないぞ。新潟から走ってくるやつもいるし、場所、東京だけど。



 でさ、パーティ主催者が、まだ部屋着でくつろいでて、家にいるなんて、すっごくマズイ状況じゃない。速攻で着替えて、とりあえず、階段を駆け下りた。


 軽快なリズムで、ドタバタドタって、勢いで階段を走ったんだ。

 最近ね、目の調子も悪くて、日々はなにかの罰ゲームかもって思いはじめていたところに、運動不足+ダイエット不足+さまざまな不足の結果、


 なんと、

 

 階段途中で一段を踏み外して、


 そっから、ドドドって落っこちてしまった。


 客観的に言えば見事な階段落ち。


 左足がズルって滑り、それで、「おおぅ!」って、海外ドラマで端役のおばさんが叫ぶような声あげながら、お尻からドッシン、と。


 足が上にはねあがって、見事に角度90度


 アメ、転びながらも、足!

 そこ上がりすぎって、勇敢にも注文つけた。


 長い人生において、もっとも言うことを聞かない相手が自分の体という不幸に、これまでも困惑してはきた。




 ともかくだ、


 頭より足が上にあるという状態は、鉄棒の逆上がり以外にゃ、あってはならんことだ。これだけは、はっきりしておきたい。


 世のためにも、ここは注意喚起しておきたい。


 足は頭より




 さて、階段を落ちるとき、一瞬、考えたことは。


 この勢いですべって転べば、足が前にいきおいよく振り上がったってことは、ブーメランのように勢いよく頭部をぶつけるってことだ。


 そこか!


 いや、まずい! これはまずい! このスピードで頭を打ったらバカがさらにバカになる。

 ここでの正しい対応は、体を丸めて柔道の受け身のような体勢をとるって、お察しの良い方、そう思われたかもしれない。


 ふふふ、


 君は私を知らない。そして、なお悪いことに私も私自身を知らない。


『とっさに、その場で、たとえば、足が90度あがって、すっ転んだら、肘を犠牲にして階段をおさえ、くるっと体勢を変え華麗に着地する』


 無理だな。

 絶望的に無理だ。



 二重カギ括弧で述べたような想像を一瞬だけ考えた。


 だけど、無理だ。

 せめて、頭を両手で抱える。

 どんなトロい運動神経でもってしても、これくらいなら、できそうだ。


 ね!


 それくらいなら、できるでしょ。

 できると思うでしょ。




 これが、私が自分を知らないとこなんだな。

 落ち方としては、華麗なプロの着地から頭を両手で抱えるというアマチュアレベルまでも考えた。


 そして、不幸なことに、すべてが実際には起きなかったのだ。


 私は、ただ、すべって、転んで、尾てい骨をドンって打って、そのまま階段下に落ちた。


 後頭部を打たなかったのは、単なる偶然からなる奇跡だった。それ以外のなにものでもなかった。


 自分の半生を顧みたとき、こうした偶然の奇跡以外にはない幸運に支えられて来たと心から反省している。


 米国の貧民街に迷い込んだときも、台風後に取材で車を運転して、道が崩れていることも知らず迷い込んだときも、奇跡的に助かった。


 なぜ? と聞かれると、もう奇跡だったとしかいえない。



 まあ、なんだかんだと書いたが、ともかく、皆様。

 水ぎわパンダのパーティを主催したい、アメ。


 今の現状はというと……


「尾てい骨が、むっちゃ痛い!!」



 *********


 ところで清春!

 車で迎えに来るのは、まず主催者からだぞ。着ぐるみパンダを先に迎えてどうする。

 この意味がわからない方。

 乙姫の近況ノートへ GO!

 https://kakuyomu.jp/users/kinoto-ayatsuka/news/16816700427801744504



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