小説が読まれるための方法論とミラーサイト



 カクヨムで事件があったようです。


 ミラーサイトが出来ていたと、あちこちで読ませていただいて知りました。

 そして、運営サイトさまも気づき、あっという間に消されたとか。


 カクヨムサイトでは、過去4月30日付の記事に

『不審なコピーサイトについてご注意ください』という記事がありました。

『なお、カクヨムのサイトをご利用になる場合には、以下のURLである事をご確認の上、ご利用ください』


 今日の15時には同様の注意喚起がお知らせの形で公開されています。現時点で問題はほぼ解決したとみての、お知らせだと思いますが、今後も気をつけたいと思います。

https://kakuyomu.jp/info/entry/2109_fakewebsite_caution



 まあでも、今回。私は全くカヤの外で、朝一杯のお茶をすすっているうちに、全てが始まり、全てが終わったようです。


 ま、私の1日なんて、こんなもんだ。

 たいがい、全てが終わってから、あっそうなんだと知るくらいで。


 ミラーサイトって、カクヨムの公開サイトをまるごとコピーして別サイトを作ってあったらしいのですが、それは公開されている表紙に限っていたようです。しかし、なんのためなんでしょうね。


 どうも、ある国のウエブにも公開されているらしいですが。

 ただ、カクヨムのサーバ情報は盗まれてないとのこと、ほっとしました。

 サイトにアクセスすると、ウイルスを仕込まれるとか、アドレスを盗み、よからぬ物を送ってくるとか。それは怖いですよね。


 とりあえず、触らぬ神に祟りなしです。



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 さてさて、

 昨日、公開していた、長編現代ドラマ。

『超天然っ子がSNS婚活。恋の相手は超優良物件か、結婚詐欺師か!?』

 https://kakuyomu.jp/works/16816452220270861880


 完結いたしました。


 お読みくださった皆様。そして、レビュー、お星様、応援のハート。本当に本当に感謝申し上げます。


 とっても嬉しかったです。どれだけお礼を申し上げても足りません。


 この作品、カクヨムに来て1年ちょっと。

 ウエブ小説サイトについて、まったく無知だった故に、ジャンルの試験として書いてみました。


 最初はラブコメ部門、次に現代ドラマ。

 この経緯につきましては、このエッセイの2回目とか3回目に書いております。


 まあ、結果としては、それほどの差はない。どこの部門においても同じかもなんて思っております。


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【小説を読まれるための方法とは】


 カクヨムでは、作者様同士のつながりが大きく、これによって読まれることも変わってくると、よく聞きます。


 私にとっても作者様との繋がりはとても楽しいものです。孤独に書いた小説を公開することで、同じこころざしを持つ方から、励まされることも大変に多く、モチベーションも上がります。また、他の方の小説を読むことで勉強にもなります。


 交流することでの価値は、とても大きいと思います。


 そして、1年と少し、こちらで書いてわかったことがあります。

 交流だけでは読まれないということです。


 多くの方に小説を読んでいただくには、それも、繋がりのある方々ではなく読んでいただく。そのためには、作品が面白いもの、いいものであることが大前提です。


 その上に気づいたことは、本当にとても地道なことでした。その方法は実に単純で、実に基本的なことだと思います。


 ・ 何年もかけて、長く、いい作品を書き続ける。

 ・ 作品を定期的に公開する。

 ・ エタらない。


 これしかないって、単純に思いました。


 とくに最後のエタらない。案外と単純なことですが、大事なことだと思います。

 一般の読者の方は、途中まで楽しく読んでいても、その作品が尻切れトンボになってしまってはガッカリします。私もですが、え?って思います。


 ともかく、最終話までつなげる。これは読者獲得のための大前提じゃないでしょうか。

 作者に対する信頼にもなるのだと。

 逆に読者の立場で、この1年ちょっとのカクヨム生活で、感じたことがあります。よくエタる方の作品は、読みはじめるには勇気がいります。


 だから、作品を公開する前、私は一応の最終話まで書いてから公開しようと思っています。ただ、公開した時点で、その作品が完璧かと聞かれると違うのですが。


 大抵の場合、公開時には、『起承転結』の承以降は、まだプロットレベルで。完成品とは程遠い作品が多いです。


 プロットレベルと言っても、プロットではなく、一応、作品にはなっております。校正も修正もしていないので、文章が雑でミスも多く。もっとも大事な感情表現が非常に薄い、そういうレベルの作品です。

 

 これを、中盤以降は公開する直前に整えます。


 つまり、「私は泣いた」と書いてあるものを、「涙がこぼれ、地面にポトンと落ちて黒い影をつけた」みたいな書き換えです。


 それを、毎日、公開する前に修正して3回以上は校正し、時に全部書き換えては公開しております。なんともはや、こうなってくると、クリエイティブというより、完全な『事務作業』になります。なかなかに退屈で、ときに根を上げます。


 それでも、公開後に単純な文字校正などが出てきます。

 大抵の場合、それは直前に書き換えた箇所で、前の文が残ったりするためですけれども。


 優しい方が校正ミスを教えてくださったり、こうした方が、もっといいかも、なんてアドバイスをいただくと、とても嬉しいです。

 じゃんじゃんお願いします。


 現在、異世界ファンタジーの新作を書いております。


 本来なら、もうプロットに毛の生えた最終話が完成して公開できるはずでしたが、まだ、書けておりません。

『起』部分、2万字ほどは公開してもいい段階まできているのですが、なんせ、まだ最終話まで書けてなくて。

 

 この『起』部分、すでに3回は設定を変更しています。テへ、頑張っているでしょ

 

 異世界ファンタジー3作目は、前、書いたものより、ぜったいに面白いものにしたいと思っていて、実は物語のスケールを大きくしすぎてしまいました。

 完成まで収拾がつかなくなっているんです。

 ラストシーンは、大まかに頭のなかにあるのですが。そこまで行くのに、全体をもう一度、一から練り直す必要があるかもしれなくて。


 ところで、異世界ファンタジー作品はカクヨムにきて、はじめて書きました。


 最初の作品は、今、読み返しても突っ込みどころが多すぎて、修正必須ですが、読み直す気力がありません。

 ただ、前2作を書いて、ちょっとコツがつかめた気がします。


 今回の作品は、前回の異世界ファンタジーと異世界恋愛を組み合わせたような内容で、作品的には戦記物です。


 第一部は、結婚

 第二部は、戦記

 第三部は、変異体の戦いと最終章


 弱小国家フレーヴァングという王国が舞台です。

 未来には英雄と呼ばれる偉大なる王が、大国シルフィン帝国に攻められ、立ち上がります。


 まだ若い、王になったばかりのヴィトセルク王の試練。彼は、こう配下を鼓舞します。


「負ける戦いをするつもりはない。負けを先延ばしにするつもりもない。負けない戦闘。それしか生き延びる道はないと思え!」



 3作目は、最高の自信作だと、自分だけでも思って公開したいと思います。

 冒頭は、うん、これならイケると思える内容になり、ある方に読んでいただいたのですが、過去2作よりいいと言われ、自信がつきました。


 もうしばらくしたら、公開に踏み切りたいのですが。


 お読みくだされば、天に昇ります。


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 これからもいい作品をがんばって書いていきます。

 どうか私の成長を見ていてくださいまし。まだまだですが、がんばります!

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