第18話 しょうがない
大満足をしてズッキ―と上里が帰っていった後、日高龍馬の家にて。
ある程度、皿洗いなどを済ました龍馬は、お腹いっぱいで寝転がる姉、千鶴の元まで来て問いかけた。
「で、結局のところ、姉さんは料理のコツわかったのか?」
「いいや、全く。どうしよ」
と、ぼやっとした今にも眠りそうな顔をした千鶴はそう言い、結局そのまま寝てしまった。
そんな姉の顔を見て、龍馬は思う。
(何のために俺は料理したんだ!?)
と。
食材などは全て姉が買ってきたものだが、ただ料理をしただけになった龍馬は深くため息をつき、こう呟いた。
「しょうがない姉だな」
二日後、龍馬は姉の友達の家でその料理の腕前を存分に披露したのであった。
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