第8話 ポニテ少女と黒ギャル
黒髪ポニーテールが特徴的な少女が登校中にため息をついた。
彼女の名前は吾野やえ。
陸上をやっているごく普通の女子高生だ。
そんな彼女は最近、ある悩みがある。それは。
「やえっち!!元気してるー?」
これだ。
同じ陸上部に所属している金の短髪の黒ギャル、十神涼乃だ。
こういう人間に全く縁がなかった吾野は十神の対応に困っているのだ。
「元気―!!」
「よっしゃ、やっぱ元気が一番だよねー!!」
十神はそう言うと、吾野と肩を組み、わいわいと騒ぎ始めた。
だが、十神のような人間と関わってこなかっただけで、吾野は十神の人間性に苦手意識はない。
ちゃんと陸上部の練習には出ているし、普通に良い人だ。
だが、吾野が十神との関わりを最も苦手とする要因は。
(ううー。やっぱり香水の匂いがすごいよー!)
ただ彼女が近づいた時の香水の匂いだけは苦手なのだ。
だが、今日も吾野は十神とともに部活をこなす。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます