『戦況報告と女神の種』①
――『王国』との記録
①以前ハクが消し飛ばした国境付近にあった砦は、この世界では見なかったはずの銃火器やら設備やらがふんだんに使用された近未来な要塞へと生まれ変わっていた。
短期間でこの世界には普及していない未知の技術を用いた兵器、それをこの世界の者たちを軽く殺傷できるレベルまで変容させる力を『女神』は王国騎士たちへの加護の1つとしたようだ。
今まで王国騎士団として積み上げてきたモノを『聖剣』やら『聖槍』なんかの有名のもん以外全てを捨てて、『女神』式へと完全に切り替える潔さは〇。
②王都周辺はバビロン・メル・ガラクシアの配下たちによる数の暴力で制圧予定であり、シャンカラとデザイア&ニャルラトホテプが自由に動く。
イデアとウロボロスが王国騎士団の新たな力である機動兵器を真似て創り出した『錬成機動ネメシス』が空を制する予定だ。
敵さんのメイン火力は『女神』式の銃火器や機動兵器による遠距離からの弾幕がメインのようだ。ウロボロスの力で大半を無効化できたので、ウチの面々であれば通常兵器は問題無し。
国境付近の要塞を守っていた『神聖天装バスデヤMK-Ⅱ』『神聖天装アルメルスⅫ』の2体と戦闘。『
装甲と言うだけあって、中身は普通の王国騎士兵士だったので『
何やら幹部クラスを殺すと、『女神』が仕込んだ騎士たちの内側で力を蓄えていた本体が飛び出てくるようだ。最初に遭遇した光の巨人はフェルで動きを封殺しており、現在進行形で研究中である。
③装甲やら兵器を使用しても、ウチの面々に対抗できないのが理解できたのか、中身を隠すことなく、人間の皮を完全に捨てて様々な化け物になって王都周辺に現れだした。
耐性と単純なフィジカルに能力値をふった脳筋な化け物がたくさん。
搦め手があまり効果が無いことが判明し、対策しづらい力の最高峰だと俺が思えるバビロンが『
④王都周辺にガラクシアの対策を徹底してきた『
かなりの守りにシャンカラも少しだけ時間をかけてしまうが大技で勝負を決める。しかし、騎士を消し飛ばしたことは確認できたが、『聖槍』の行方は不明である。
⑤王都周辺は完全に制圧を終えた。想定の半分程度しか敵戦力が出てこなかったので、ここから一気にくるのか、王都内を死守することに切り替えたのかどちらかだろう。
『女神』側の能力に対する対策能力が非常に厄介なので、その部分に注意していけば行けそうではある。相変わらずこの世界の戦い方はワンパターンすぎて逆に怪しい気がするが警戒する程度にしておく。
アークでは敵の警戒を続けている。
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