第7話 『星を焼く』
――ドシャァァァァンッ!
安全であろう上空からシャンカラとライラとかいう奴の戦闘を観戦させてもらっているが、まだ2分も経過してないながらに何個か驚くポイントが見えてきている。
まず1つ目は、『
概念的な能力やら、単純な高火力なスキルやらが槍からポンポンポンポン飛んできたり、ライラ本人からも魔法が飛んできたりでシャンカラもやりにくそうだ。
その2としては、単純に『
まぁ……見た感じ、ライラは付属品で『
『今までの相手とレベル違いすぎるだろ!』
白狼だったり空飛ぶ装甲だったりと『女神』の力を得て人間をやめた相手と少し戦ってきたが、あまりにもレベルが一気に高くなった相手に対し、思わず上空から大声でツッコミを入れてしまう。
よりにもよって、ライラとかいう騎士は魔力供給役として最適だったんだろうが、それにしても『
「『
「『
――ゴシャァァァァンッ!
シャンカラにアクションに対し、最早『
シャンカラは『
普通なら『
『
「騎士は貯蔵庫、天へと伸びる光は空からの供給ライン……今の剣は大地から魔力を吸い取っておる。無限の魔力で無敵になったつもりか? 『聖槍』よ」
「輝けッ! 『
シャンカラが『
至る所から魔力を得ながら戦い、使用者であるライラを無限に守りながら、相手のアクションに対して的確なスキルを放っていく槍ってのが『
『七元徳』+『女神』+『聖槍』がこんな化け物みたいな武器になってしまうのならば、王国にあるって前情報で得ていた他の武具たちも化け物になってるってことか。
「『
「『
――ガキィィィィィン!
雷速の手刀にて首を跳ねる武技『
ライラの背後に薄っすらと浮かび上がる巨大な城のような影が、ライラを纏っていた守りの力の強度をさらに増していく。
……とんでもない反応速度だな。シャンカラの速攻が通じないのは真面目に驚きだし、この情報だけでも得られるモノとしては大きい。それほどに『
さすがのシャンカラも速さと近接打撃で展開する『
「なるほど……細かな攻撃など無いよなモノ。ガラクシアのような搦め手メインには突破が難しかったやもしれん」
「『
「この剣も……ガラクシアの結界の魔力を吸いあげて破壊するモノというわけか」
――ドドドドドドッ!!
降り注ぐ金剣の雨の中、躱し払い吹き飛ばしながらシャンカラは冷静に『
本当に『七元徳』との魔王戦争から対策をバッチリと仕上げてきている感じ、そしてこの『
もし『女神』と出会えず、この王都以降にも『女神』と戦うことを考えるのならば……この対策上手相手にやる方針は1つしかないかもしれない。
「主よ! そういうことで良いのであろう!?」
『さすがシャンカラ! みんなにも伝えとく!』
「……索敵即殺」
バビロンやハク、デザイアやイデアみたいな受けたり数回見た程度じゃ対策方法が出てこないだろう理解不能概念能力なら良いけども、あまり手札を見せているとその場でも完璧に対策してくるレベルの守備力が相手にはある。
『聖神力』もあるので、こちらの能力が効かない部分もある中で、結局は相手に理解させずに『初見殺し』を即叩きこむパターンが最適ってことだ。
もし、これで1撃破壊型のスキルも耐えうる防御力をしていた場合……色々と話し合わなきゃならなくなる可能性が出てくるんだけどな。
「王都ごと消し飛ばそう。その黄金の護り……見せてみよ。『
――ゴゴゴゴゴゴゴッ!
シャンカラが姿を『
灼熱の魔力を纏い、天へと駆ける戦車に乗るシャンカラに対し、『
ちなみに俺の『
「我が身を燃える宙と化し、日輪を持ちて焦土と成す」
「『
「『
燃えゆく『
『
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