独特の色使いで絵を描くソラ。母は彼女に芸術の才能があると思っていたのだが、眼科で色覚異常の診断がなされ……。ソラの見る景色とほかの人々の見る風景とはどう違うのだろう、そんな興味が湧く幻想科学小説。「地球の子ども」というフレーズが印象的で心に残る小説です。