第11話

「お嬢様、どうなされました?私たち集めて・・・

「ちょっとね・・・」


メイドさんたちが、全員集合した。

20人か・・・

よく雇えるな・・・


「彼・・・山茶花 麟童くん。わかるね?」

「はい。先程伺いました」

「で、麟童くんの事はわかるよ・・・ね?」


メイドさんたちは、頷く。

わかっているようだ。


「りんちゃん。お願い」

「もう、いいの?」

カトレアさんは、ウインクする。


初めていいのか・・・


霊の数は・・・5人か・・・

残る15人は、普通の人間。

いや、普通ではないが・・・


生きた人間と表現しよう。


「前置きはいいから、始めて」

「了解」


僕は、一呼吸する。


そして・・・


「るるんさん、なぎささん、ゆうさん、みどりさん、きょうさん、残ってください。

他の方は、席を外してください」


そういうと、悟ってくれたのか、席を外してくれた15人。


始めますか・・・





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