第3話 自分で決めた道

19歳で結婚して今32才

子どもとの13年はとてもしあわせだった。

離婚話のときに、

幸せなこともあったよね?と旦那に問われたけど何十分考えても素直に返事できなかった。正直に話したけど、私の幸せな思い出の中に旦那の姿はない。


3人の子どもを産んだときも

初めて歯が生えた時も

しゃべったときも

誕生日も、初めて歩いた時も、

入園入学式も卒園卒業式も

運動会も、授業参観も

全部1人だったから。


あの人が子どもを心配したり

行事に参加することはなく

全て1人で3人の子たちを抱えながら

参加した。

雨だろうと風が強かろうと

自転車の前後に子ども乗せておんぶして

お昼寝布団セット持って3人を保育園に連れてく、さやかを見ても

一度もお迎えも送迎もしてくれなかった。

3人が大きくなり

さやかの収入も増えた今

旦那はただの邪魔者でしかない。


洗濯物を増やし

食費を増やし

さやかの生活リズムを妨げる存在でしか

ないのだ。


子どもと4人なら絶対に頑張れる!

だからもう旦那はいらない。

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さやかのとなりには誰がいますか? @sayakanotonari

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