第11話Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:



慌ててお母さんが帰ってきて病院へ向かった。



やはりインフルエンザであった。



3月4日、ここから1週間は学校に行くことができない。完全に期末テストは受けられないことが決定した。





せっかく頑張っていたのに・・・



どんな理由であれ追試だと8割の成績しかつけてくれない。



ほぼ満点に近い状態でも、8割なのだ。




熱は3日程で下がった。

しかし、追試に向けて勉強していかなければならない。




みきやまゆ、そして他の子達からもメールが来た。

ノートとっといたよー!みんなの気持ちがとてもありがたかった。





1週間が経った。



「ゆいかー!!」



元気にクラスのみんなが迎えてくれた。



みんなは期末がおわっているが、私は終わっていない。



頑張らなきゃ。





放課後図書室で勉強してると、私の携帯が鳴った。



学校では携帯をいじるのは禁止だが、こっそりみた。




Re:



期末試験終わった?

14日会いてたりする??




周平くんからだった。



14日か・・・



その日は追試だった。





Re:



実はインフルエンザにかかっちゃって。

14日は追試なんだ、ごめんね。




悲しい・・・けどしかたない。



するとすぐに周平くんから返事がきた。





Re:Re:




インフルエンザだったの!?大丈夫??


追試大変だね。

15日は会いてたりしない?



15日も追試だったが、午前中でおわるため午後は空いていた。



鞄の中ですぐに返信した。

「午後ならあいてるよ」と。



じゃあ15日に会おう。と返信が返ってきた。




バレンタインのお返しがしたいと言われた。



そうか、3月14日ってホワイトデーか。




いままであげたことがない私は、ホワイトデーとは無縁だった。




とりあえず周平くんと会う約束ができた。



まずは追試をどうにかしなければ・・・



机に向かった。満点近い点数をとろう。

そう思うと不思議と勉強がはかどった。




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