連載開始まで後3日/花咲夏織・冷泉千秋

※本稿は『瑠壱は智を呼ぶ』が連載開始するまで毎日更新されるカウントダウンSSです。

※メタ空間となっております。作中の出来事とは一切関係がございませんのであらかじめご了承ください。



花咲はなさき夏織かおり「『瑠壱は智を呼ぶ』連載開始まで後3日。本日のカウントダウン担当は私、生徒会副会長こと、花咲夏織と」


冷泉れいせん千秋ちあき「生徒会長・冷泉千秋だ。よろしく頼む」


夏織「んもー千秋ちゃん!」


千秋「なんだ。あと千秋ちゃん言うな」


夏織「固い!固いよ!そんなんじゃ折角の読者さんが離れていっちゃうよ?」


千秋「と、言われてもな。そもそも私はこういう性格なんだから仕方ないだろう。それに、この場面だけキャラクターを作って、いざ始まってみたら全く別人ってのは詐欺じゃないのか?」


夏織「いいじゃない。そこまで読んでもらえるなら。使えるものはどんどん使っていかないと」


千秋「(はぁ……)時々思うが、やっぱり生徒会長は夏織がなったほうが良かったんじゃないのか?」


夏織「え~?それはないでしょ~。私よりもびしっとかっこいい千秋ちゃんがなった方が絶対様になるって。私の見立てに狂いはない!うん」


千秋「で、本音は?」


夏織「めんどくせえ対外交渉はやりたくねえからラッキー☆」


千秋「(はああぁぁぁ……)姉さんはこんなののどこがいいと思ったんだか」


夏織「聞こえてますよー?」


千秋「聞こえるように話しているんだ、全く。それで?その計算高い副会長さん的に、私はもっと柔らかい方がいいと?」


夏織「そうですよー。ぴしっ!っとかっこいい千秋ちゃんもそれはそれでいいですけど、なんていうんでしょうかね?メリハリ?がないと。時々抜けてるとか。そういう一面があってもいいと思うんです。そうだ!肝試し企画でもやりません?それで怖がる絵でも撮って、裏ルートでこっそりと流せば一段と人気に」


千秋「それをやったら学園からたたき出すからな」


夏織「ちえー……冗談が通じないなぁ」


千秋「お前のそれは冗談に聞こえんのだ。全く……私の周りはこんなのばっかりか」


夏織「まあ、あれじゃないですか?タイトル通り、類は友を呼ぶってことで」


千秋「冗談じゃない。西園寺ならともかく、夏織や橘と類友だなんてまっぴらごめんだな」


夏織「あれ、西園寺くんはいいんですか?」


千秋「お前たちに比べたら、な。まあ、あれはあれで大分ひねくれてはいるが。それでも芯は通っているし、曲がっていない。そういう意味ではまだ許容範囲だ、ということだ」


夏織「あ、ひどーい。私曲がってるって言われたー」


千秋「生徒会副会長という座を選んだ理由は?」


夏織「推薦入学に使えそうだなって思って」


千秋「ちなみに学力は?」


夏織「学年上位です」


千秋「じゃあなんで推薦を取るんだ?」


夏織「だって受験勉強ガツガツ!なんて私のキャラじゃないですしー」


千秋「と、まあこんなやつも登場する『瑠壱は智を呼ぶ』。連載開始まで後3日だそうだ。また会えるのを楽しみにしているよ」


夏織「きゃはっ☆」


千秋「(類は友を呼ぶ……西園寺の妹君に似てるなこいつ)」

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