第2話 祖母の話


中学2年のある日。


その日は、クラスマッチがあり、バレーボールの試合でした。


元々、スポーツが苦手な私は、嫌だなと思っていました。


行きたくないという気持ちからかもしれませんが、胸騒ぎを覚えて、祖母のことが気になったんです。


気のせいかもしれないと思ったけれど、そのモヤモヤとした気持ちは消えず、家族に祖母が気になるから、今日は、学校を休むと言いました。


しかし、兄に「クラスマッチやし、みんなに迷惑をかけるから、学校に行け。」と言われ、しぶしぶ学校へ行ったのを覚えています。


クラスマッチでバレーボールをしてる時、いつもなら、スポーツが苦手ですし、下手な私なのですが、その日は、何だか調子が良くて、初めてバレーボールって楽しいと感じたし、周りの方にも、褒められました。

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