終わる理由。タイミング。
生きるということ。
それは、人を傷つけるということ。
生きるということ。
それは、人を悲しませるということ。
生きるということ。
生きるということ。
それは、人を楽しませるということ。
それは、人を喜ばせるということ。
自分を、つくるということ。
生きてもいい。死んでもいい。
君は、今の君が完成している。
生きて、君はつくり上げられている。
現在も。過去も。
これからもつくり続けろ。
なんて、苦しいだけさ。
いつ、死ぬのかなんて分からない。
いつ、死ねばいいのかなんて、誰も知らない。
これから先を生きる必要はないよ。
これから先をつくり続ける必要もないさ。
君は、今も君をつくっている。
既に、君はつくっている。
今の君をずっと生み出し続けている。
終わりたい時に終わればいい。
満足したなら消えればいい。
泣いた自分も完成品。
怒った自分も完成品。
笑った自分だって、
完成品。
どんな自分を求めるのか。
それは、君次第なんだよ。
求める自分。
それがあるから、
人は生きる。
死にたくないから生きている。
違うんだ。
死んだ自分が嫌だから、
生きる自分を追い続ける。
死ぬのは怖いから、苦しいから生きている。
違うのさ。
苦しい自分や、怖い自分を
完成品だと認めたくないだけなんだ。
生きていればきっと、
"死にたい自分"
に出会えるはずだ。
その時は、死んだらいいさ。
誰がなんと言ったって、
決めるのは自分だよ。
もっと求める自分があれば
もっともっと生き続けて、
つくり続ければいいんだ。
求める自分が終ぞ見つからない時もある。
それを、大往生。
そう、言えるのかもしれないね。
終わりたくない生に、終わりたい生に
知らない内に訪れる、終わりはある。
事故、事件、病気。
やりたい事をやれなかったかもしれない。
大往生とは言えないのかもしれない。
つくった自分が未完成だと思うこともあるだろう。
"死にたい自分"
には誰だってなれる訳じゃない。
だったら、
できる限り、
"最高の自分"
で終わりたいと
望んでみても、臨んでみても、
いいんじゃないかな。 fin.
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