25
「アリア姫同じクラスだったのですね。これから楽しくなりそうだ」と私のすぐ近くから声がした。
ん?何かマサヤの声が聞こえたような。
そして恐る恐る声がした方を見るとマサヤがいた。
げっやっぱりマサヤだった。
最悪だ。これから毎日コイツにからかわれると思うと頭が痛い。
でも無視するわけにはいかないから
「よろしく」と小さな声でマサヤに言った。
それから授業は始まった。
またまたビックリすることが。
何と授業は私がいた世界とあんまり変わってなかったと言う事。
数学・英語・国語・社会・歴史(ここの世界のね)・理科・美術・体育とほとんど変わってなかった。
ふぅぅ~~~でも本当に、勉強しててよかった。
だって一応国の王女だから、勉強出来ないと一国の恥になっちゃうもんね。
それに授業中先生が私の事を事ある事に当ててたし。
少し焦ったけど、なんとか全問クリア!
私って凄い人間なのかな?と自分で思ってみたり。
いやいや私より凄い人間は、いくらでもいるよね。
そして休み時間
休み時間になった途端、クラスメイトに囲まれる私。
「アリア姫様、どうして急に学園に来られたのですか?」
うっ答えに困るな。
「アリア姫は何事も勉強したく、学園に来られたのです」とユイが言った。
ユイサンキュ~~!!
「うん、そうなの。なのでみなさん、いろいろと教えて下さいね」と極上スマイルで言った。
何でみんな一言も喋らないの?
あっ!!もしかして今の笑顔が、超キモかったとかじゃ。
そんな事を思っていると
「では私がお教えしますわ」
「いや、僕がお教えしますよ」
と、あっちこっちから そういう声が聞こえた。
いや別に教えてもらわなくても、いいんだけどなぁ。
「みなさんアリア姫には私がお教えする事になってるんです。わかりましたか?」とマサヤが言った。
はぁ?なんで私がマサヤに教えてもらわなきゃ、いけないのよ!!!
それだけは勘弁してよ~~!!
マサヤ以外の人じゃないと、イ・ヤだ!!!
「まぁマサヤ様がアリア姫様をですか?私安心しましたわ。マサヤ様なら、問題ありませんわね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます