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「アリア姫同じクラスだったのですね。これから楽しくなりそうだ」と私のすぐ近くから声がした。


ん?何かマサヤの声が聞こえたような。

そして恐る恐る声がした方を見るとマサヤがいた。

げっやっぱりマサヤだった。

最悪だ。これから毎日コイツにからかわれると思うと頭が痛い。

でも無視するわけにはいかないから


「よろしく」と小さな声でマサヤに言った。


それから授業は始まった。


またまたビックリすることが。

何と授業は私がいた世界とあんまり変わってなかったと言う事。

数学・英語・国語・社会・歴史(ここの世界のね)・理科・美術・体育とほとんど変わってなかった。


ふぅぅ~~~でも本当に、勉強しててよかった。

だって一応国の王女だから、勉強出来ないと一国の恥になっちゃうもんね。

それに授業中先生が私の事を事ある事に当ててたし。

少し焦ったけど、なんとか全問クリア!

私って凄い人間なのかな?と自分で思ってみたり。

いやいや私より凄い人間は、いくらでもいるよね。


そして休み時間

休み時間になった途端、クラスメイトに囲まれる私。


「アリア姫様、どうして急に学園に来られたのですか?」


うっ答えに困るな。


「アリア姫は何事も勉強したく、学園に来られたのです」とユイが言った。


ユイサンキュ~~!!


「うん、そうなの。なのでみなさん、いろいろと教えて下さいね」と極上スマイルで言った。


何でみんな一言も喋らないの?

あっ!!もしかして今の笑顔が、超キモかったとかじゃ。

そんな事を思っていると


「では私がお教えしますわ」


「いや、僕がお教えしますよ」

と、あっちこっちから そういう声が聞こえた。


いや別に教えてもらわなくても、いいんだけどなぁ。


「みなさんアリア姫には私がお教えする事になってるんです。わかりましたか?」とマサヤが言った。


はぁ?なんで私がマサヤに教えてもらわなきゃ、いけないのよ!!!

それだけは勘弁してよ~~!!

マサヤ以外の人じゃないと、イ・ヤだ!!!


「まぁマサヤ様がアリア姫様をですか?私安心しましたわ。マサヤ様なら、問題ありませんわね」

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