22
もしも~~~し!!1人で楽しまないでくれるかな?
ここの世界のマサヤも、わけわかんないヤツだって事は確かだ!!!
「じゃあ私そろそろ戻るね。ユイを待たせてるし」
「そうですか。お名残惜しいですが。また来て下さいね」
「いいえ、お断りします」
こんな所、二度と来たくない。
私の身が危ないもん。
「そう遠慮しないで」と笑顔で言う
「遠慮なんてしてないってば!!!」と怒りながら部屋を出た。
「ユイ~~お待たせ」
「ではアリア姫のお部屋にご案内しますね」
「うん、よろしく~~」
さっきのマサヤの部屋すごかったな。
もしかして、私の部屋もすごかったりして。
そして、その予感は的中したのだった。
「ここがアリア姫のお部屋です。どうぞ」
そして私は部屋に入った。
「あの、アリア姫どうかなさいましたか?」
「いやあの、この部屋もすごいね・・・」
「何仰っているのですか、アリア姫のお城のお部屋の方が断然素敵ですよ」
いやまぁそうなんだけどね。
超庶民な私にとっては、十分すぎるくらい豪華な部屋なんだよ。
「あははそうだよね」と私は苦笑いをした。
「本当に広い。またベッドはお姫様使用だし」
「アリア姫にぴったりのお部屋で嬉しいです私」
なんか、ユイが喜んでる。
まぁユイが嬉しいんなら、この部屋でもいっか!!
なんて単純な性格してるんだか、あははっ。
「ねぇユイ、1つ聞きたいんだけど」
「何ですか?」
「うん学校行くのも、もしかしてドレスなのかなぁっと」
「もちろんです。お城から、たくさん持ってきましたから、ご安心下さい。今回寮に入られるお祝いにと、王様からプレゼントのドレスもあります」とそのドレスを私に見せてくれるユイ。
お・・・お父様。
このドレス一体誰が着るんでしょうか?
はい、もちろんこの私であります。
ってふざけてる場合じゃないって私!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます