「愛莉亜~~最高に可愛い~~❤」と言ってホッペにキスされた。

きゃあ!!!今度は本当にキスされちゃったよ・・・。ホッペだけど・・・ってそんな問題じゃないってば!!!


「止めて下さいよ~~!!ってか、私の何処がそんなに良いんですか?」


「は??何??愛莉亜気づいてないわけ??」


「なにがですか??」


「愛莉亜は最高に良い女だよ!!」


「は??私がですか??全然わかんないんですけど・・・」


「頭も良いし、スポーツも出来るし美人だし。俺の中で世界一の女だ。わかったか??」


世界一って・・・どんだけ良い女なわけ??私って・・・あははっ。って!!そんな事信じられるわけないじゃん!!!


「もう、からかわないで下さい」


「からかってなんかないけど??俺真剣マジだし」


はぃ??マジで言ってるんでしょうか??


「愛莉亜、俺と付き合ってよ」


はぁ??なんで私が変態アンタ・・・もとい、甲斐と付き合わなきゃいけないのよ?


「最高のお前と最高の俺でナイスカップルだと思わない??美男美女だし♪」


美男美女って・・・アンタ本気で思ってるわけ??

って言うか自分の事を美男って言うか、ふつう・・・。

マジで理解出来ないって!!!!!


「全っ然思わない!!!」


もう・・・マジでわけわかんない・・・この甲斐って男は・・・。

私が甲斐に初めて会ったのは、忘れもしない・・・高校の入学式の時だった。


高校の入学式の日・・・・。

私は1年生代表で、スピーチを任される事になり少し早めに学校に向かった。

そして入学式が始まり、私のスピーチの時間になった。

いよいよ・・・スピーチだ・・・。

ヤバイ・・・めっちゃ緊張する~~~。

でも・・・頑張んなきゃ・・・。ファイトー私!!!!!


そして・・・スピーチは無事に終了した。

よかったぁ~~!トチらないで、きちんと言えた。

えらいよ私!!!!うん。

そして入学式が終わり私は帰ろうとしてた。


「ふぅ・・・。入学式も無事に終わったし、帰ろうっと」


そう思った時、急に女の子達の叫び声が聞こえた。

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