王宮に戻りますわ!

そしてわたくし達が泊まっている宿に戻ってきた・・・。



「やっとわかったよ」


「ノア様何がわかりましたの?」


「カレンがなぜ討伐隊に入れたのかをな・・・。浄化の能力ちからを持っているなんて私は初めてみたぞ・・・。その能力ちからがあれば、魔物なんぞ全然怖くないな」


「ええ・・・。でももっと強い魔物だと分かりませんわよ?今回のユキちゃんもそうでしたけど、自我がまったく無い魔物だとしたら少しやっかいですわ・・・ユキちゃんは少しは自我がありましたから何とかなりましたけど・・・自我が全くないとなるとわたくしと話をする事ができませんし・・・不安要素は沢山ありますわね・・・」


「なるほどな・・・。だが何かあっても私達がいるから安心しろカレン」


「ええ・・・。皆さんを頼りにしていますわ・・・」


「私達は一度王宮に戻らなければならない」


「ユリウス?」


「カレンのことを父上に伝えなければいけないからな・・・」


「そうですわね・・・」


「だから悪いが私達がいない間の魔物討伐を君達にまかせても良いだろうか?」


「ああ。ちゃんとやるから安心してくれユリウス」


「早速だが明日に王宮に向けて出発するから、カレン準備していてくれ」


「ええ、わかりましたわ」



そして翌日わたくし達は王宮に向けて出発した・・・。



相変わらず王家の馬車の乗り心地は最高だわ♪



「それにしてもカレンの能力ちから僕初めてみたけど、すごかった・・・」と興奮気味にシオンは言った。


わたくし自身が1番驚いていますのよシオン。急に浄化の能力ちからが目覚めたんですもの・・・」


「そうだよね。僕にもそんな能力ちから欲しかったなぁ~なんてね」


「ふふっシオンはそんな能力ちからなくても人を癒せる素敵な能力ちからを持っているじゃない♪」


「それ能力ちからじゃないよねカレン・・・」


「シオンは可愛いから、それだけでわたくしは救われてるのよ」


「うーん・・・カレンには悪いけど僕男だから、可愛いより かっこいいって言って欲しいんだけどなぁ・・・」


「うん?シオン何か言いまして?」


「いや・・・なんでもないよカレン・・・」とシオンは苦笑いをした。



そして数時間後、わたくし達は王宮に戻った・・・。

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