第2話 俺の扱いおかしくね!?
何故だ……何故こうなってしまったんだ。なんでなんで俺が……
『えー今から他の委員を決めていきます。学級委員に推薦されてなりました。木村拓実です。』
こんなことをしているんだ!!くそ〜あいつ澄ましたような顔しやがって…
はぁ〜あれもこれも全部あいつの思惑にはまってしまったからか……
これは30分前の出来事だった……
30分前
『なぁなぁ、今日ってこのあとなんかあったっけ?』
「あら?先生は言っていたのですが……聞いてなかったのですね?」
『ぐっ…悪かったな…それでなにするんだ?』
「(はぁ……)…クラス委員決めをするらしいですよ?」
『ふーん…じゃあ関係ないな。俺ならないから…』
「(イラッ!!)そうですか…」
『(ゾワッ!!)……!!』
な、なんか隣のこの人無表情なのに半端なく怒りのオーラが出ていらっしゃってむちゃくちゃ怖いですーーーー!!あ、俺死んだかも…
それから2分後
ガラガラ…
【えーこれからめんどくさい学級委員『(めんどいんかい!!)』について決めていきたいと思うが、まず忘れたやつのためにもう一度名乗るが担任の清水亜希だ。うーむ…まぁ学級委員なんぞ決めるのなんて後でもできるから、まずは自己紹介をよろしく頼…いや面倒だからしなくていい。『(いやさせないんかい!!)』テキトーに推薦してくれ…あとはなりたいやつ挙手しろよー。ただ不純な動悸だったらしばくぞー。】ゴ、ゴゴゴゴ!!
何かオーラが出ていらっしゃるのですが…
クラス男子過半数〔ビクッッッゥ!!!〕
あー男子諸君残念だね(俺も男子だけどね!!)
【…んー?なんか文句あるやついるかぁー?聞いてやるぞー?………肉体言語でな!!】
…………………大丈夫かここの担任は
ん?そうだ隣のやつ推薦してやろう。みておれよ?グッフッフッフ…
ビシッッッッ
【お?なんだやるのか?】
いや、こえーーーーーよ!!!!!!!
『いえ、隣の席の宮本由依さんを推薦したいと思います』
【…なんだ】なんだってなんだよ!!!!
【まぁいい…めんどーなんで賛成反対は聞かんぞ?じゃあ女子は決定だな。後男子だ。女子は推薦だったから男子は女子の推薦で頼むぞ?】フッフッフッ…セイコーダァー!!
「(ジトー……)ジー……(ボソッ)……覚えておいてくださいね…」『…!!(ビクッッッゥ)』ひ、冷や汗が………
なにはともあれこれで朝の復讐はせいこ…
「先生」【お?なんだ?】あれ?なんか嫌の予感が…
「私は隣の木村拓実くんを推薦します…」
あーーーーーやりやがった!!
あいつ!!……………まぁ俺も人のことは言えないが棚にあげてと…
『(なんてことしてくれるんだ!!)』
「……(スッ……)」
【おーじゃあ男子も決まったな!!それではあとは学級委員よろしくーーー】
スタスタ……バタン!!
『えっ…』
『「〔[えーーーーーーーーーー!]〕」』
そして冒頭に戻る…
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